自分の好きだった作品を振り返る(その8)~会社員時代に好きだった作品をまとめて
続きです。
ちょっと時間を巻き戻して、職場で勧められて買ったマンガや、書き漏れた作品について。若い時期はきっちり覚えてるんですが、社会人になってから好きになった作品は記憶がぼんやりしております…。
『ジョジョの奇妙な冒険』
ユニクロで一番苦しかった時期、一緒に働く大学生アルバイトさんに勧められたのが『ジョジョの奇妙な冒険』でした。当時は6部を連載中だったかな?私は三部の吉良編をちらっと見たくらいで、絵的にもテーマ的にも興味が湧きませんでしたが、「ジョジョを読まないなんて人生損してる」と言われて、文庫版を4部まで大人買いしました。3部と4部は化粧箱がついてました。
読んでみたら、たしかに、すごく面白くて驚きました…。私は4部が1番好きです。次が3部。
ジョジョを買って「面白かった」と報告していたら、同僚(準社員スタッフの男性)が「僕も読んだことないから貸してほしい」と言って来ました。
「どうぞどうぞ」と、文庫版の4部までまるっと貸したのですが、返してくれなくて。私はジョジョを買った半年後くらいに店長に昇格し、異動となりましたが、異動を知らせても返してくれず…。いわゆる「借りパク」されてしまったのでした。
この話には続きがありまして。借りパクをしたスタッフは、私が異動して半年後に、金銭不正を理由に懲戒解雇になりました。この話を聞いたときはびっくりしたなあ…。
これにより、貸した『ジョジョ』は返って来ないことが確定したので、その後、再び買いなおしました。私の人生において、借りパクされたのはこの1件だけです。なんだかな…。
『ジョジョ』は第7部「スティールボールラン」の途中まで読んだけど、リタイアしました。文庫版は6部まで持ってます。
『ベルセルク』
大学時代に友達から借りて読んだ『ベルセルク』は、社会人になった彼氏(現在の夫)が集めていたので、続きも読んでいました。
店長になって半年経ったある時、SV(エリアマネージャー、店長の上司)と飲み物を買いにコンビニに行きました。ちょうど、『ベルセルク』の新刊が出たタイミングで、本棚に何冊か並んでいました。
SVが「お、ベルセルク出とるやん。買わな」と言ったので、「ベルセルク、面白いですよね」と返しました。
SVは驚いた表情になりました。「え、店長。ベルセルク知ってんの?」「はい。大学時代に友達から借りて読んで」「ふーん、そうなんだ」…といった会話を交わしました。
何が伝わったのか知りませんが、その後、SVは遠慮なくオタクなトークをするようになりました。自分からは『ベルセルク』の話しかしてませんが、濃い話についていけると思われたらしく。たしかに、私はカバー範囲が広いので、マンガに限らずアニメ、ゲームまで、そこそこマニアックな話でもついていけました。「芸は身を助く」とも言いますが、オタク知識は変なところで私を助けるな~と思いました。
『エマ』
きっかけはすっかり忘れてしまいましたが、森薫さん、好きです。彼女の描く人と人との関係性って、ものすごくいやらしいと思う…。プラトニックなのにエロい…。絵のせいだと思うんですが。彼女の描く肉体(ボディライン)は厚みがあってなんとも美しいのです。
『エマ』の1巻や『シャーリー』を見てから『乙嫁語り』を見ると、絵がうまくなったな~と思います。
『からくりサーカス』
『うしおととら』よりも『からくりサーカス』の方が好きです。私は『からくりサーカス』を少女漫画だと思って読んでました。フランスが舞台かと思いきや、江戸時代の長崎が登場するといった流れも最高。
『からくりサーカス』の中では、意外とフェイスレスが好きなんですよね。彼はすごく勝手だし、悪役として素晴らしい存在感なのだけれど、どこか哀しくて、嫌いになれないんですよね。
最終話に向けての怒涛の展開、究極の伏線回収というか、広げまくった大風呂敷を畳んでいく様子がすごすぎて圧倒されました。すごかった。
この頃から藤田和日郎さんのインタビューなども読むようになるのですが、田村由美先生の作品が好き、とどこかで答えていたのは嬉しかったなあ。
島本和彦先生のライバルキャラになっているのも楽しい。
『俺の屍を越えてゆけ』
大学時代にクリアしてる気がするんですが…。大好きです。名作です。無人島に持っていくならこのゲーム。一生プレイできる気がする。
リメイクされたPSP版もプレイしました。面白かった。でも、『俺屍2』は未プレイです。丁度、出産の時期と被ってしまって、ゲームどころではなかったのです。
『逆転裁判』シリーズ
ユニクロで働いていた時、携帯電話アプリで1~3をプレイしました…。面白かった…。NDSでプレイしたのは4以降です。『逆転検事』や『大逆転裁判』『レイトンVS逆転裁判』『ゴーストトリック』等もプレイしています。映画も見ました。
『逆転裁判』シリーズについては、巧さんがシナリオを担当している作品の方が面白いですね。キャラ同士の掛け合いが面白かったり、犯人の言動が特徴的だったり。
最近、PS4で123のセットが出ると聞いて、夫と「3Dモデルで再現するのかな?」と話してたんですが、まさかのNDS版の移植なんですね…。び、びっくり…。
『ひぐらしのなく頃に』
彼氏(今の夫)がゲーム会社勤務だったこともあり、「解」から同人版をプレイしました。テキストが滅茶苦茶長いんだけど、飽きることなく読み切れる作品で、面白かったな~。
『ひぐらし』をプレイして「1人で抱え込まずに誰かに相談する」ことを学びました。誰かに相談してたらバッドエンドを迎えずに済む物語だと思うので。
『ひぐらし』の次の『うみねこのなく頃に』も、毎回、とらのあなで新作を買ってプレイしてましたが、最後の方は読むのがしんどかったです。
『CROSS+CHANNEL』
エロゲです。大学卒業後も気になるエロゲはプレイしていました。
『CROSS+CHANNEL』は大学時代の友達が「評判良いよ」と話してたのを聞いて買った作品です。あまり期待してなかったんですが、シナリオがとても良かった。
ゲームですが1本道で、ループものといえばループものなのかな…?ネタバレすると面白くないので深いことが書けませんが、クリア後、女の子たちが数段、かわいく見えるゲームだと思います。
『Fate-stay night』
これもエロゲ。同人ゲーム『月姫』が好評だったけど変えなかったので、商業作品『Fate』を買いました。
凛ルート「Unlimited Blade Works」よりも、桜ルート「Heaven's Feel」の方が好きだったかな。キャラとしてはアーチャー、凛、桜が好きです。
『空の境界』も読んだけど、奈須きのこや TYPE-MOONにハマるまではいかなかった。『月姫』をプレイしてみたかったな~。
今、『FGO』が人気なのが不思議な感じです。いや、たしかにキャラもシナリオも良かったんだけども。
『STEINS;GATE』
発売告知的な記事が「ファミ通」に掲載された時から、「うおーこれ絶対おもしろいよー360買おうかなーでも360でやりたいのこれだけだよ買えないー」…みたいな嘆きを続けて、結局、PSP版が出るまで待ちました…。やっぱり面白かったよ…。期待以上だったよ…。
オカリンが最っ高にかっこいいと思います。シュタゲはエロゲではないんだけど、エロゲの男性主人公の良いところを持ってる感じがある…。
まゆり、紅莉栖といったヒロインもかわいい。声優さんのキャスティングもハマっていて、ゲームも面白かったけど、アニメ版も良かったなあ。
『天体戦士サンレッド』
夫がアニメ版が面白いと話していたので、一緒に見ていたら私の方がハマってしまって、漫画を全巻買いそろえたという…。15分アニメ最高…。社会人になってからは、30分アニメを見るのもしんどくなりましてね…。
ヴァンプ将軍も好きですが、サンレッドさんも好きだし、アニマルソルジャーも好きだし、登場するキャラのほとんどが愛らしいと思える不思議な作品…。
私は長いことギャグ漫画を面白いと思わない人だったので、最初に好きになったギャグ漫画は『サンレッド』かも知れない…。
まとめ
これ以外にも『BANANA FISH』『風光る』『宇宙兄弟』『キングダム』『北斗の拳』『カイジ』等を全巻読んでますが(ほかにも読んでるはずですが)、記憶に残ってない…。面白かったのは覚えてますが。
社会人になってから、BLをたくさん読んでた筈なのですが、それもあまり覚えてないなあ…。
社会人になってから、漫画の読み方もゲームの仕方も雑になっていて、今思うとなんか申し訳ない気分になります。お金はたくさん使ったけど、ハマることはなかったし。
次は初めての妊娠・出産と、育児漫画にハマっていく様子を書く予定です。だいぶ近くなってきました。
長い文章を読んで下さりありがとうございます。また次回。
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