【マンガ大賞2023年】揃えてます!MANGA ART HOTEL, TOKYOで旬な名作に浸る夜を
MANGA ART HOTEL, TOKYOではマンガ大賞をすべて楽しめる!
毎年楽しみなマンガ大賞。2023年はみなさんもうチェックされましたか?
MANGA ART HOTEL,TOKYOでは、1位〜11位までのマンガをすべて揃えているんです。「マンガ大賞特集」として、ひとつの棚に展示してあるので探さなくてもすぐ手に取っていただけます。MANGA ART HOTEL, TOKYOは古本の街、神保町にありますが、東京ドームも徒歩圏内。お昼は神保町を出発点にお出かけ。思いっきり遊んだ後、当ホテルでマンガ大賞に浸る夜を過ごしませんか?
さらに今回はMANGA ART HOTEL,TOKYO的マンガ大賞も実施しているんです(笑)マンガ大好きなスタッフによる自信の賞ですからこちらも要注目。
今回はこの2大賞受賞作!をご紹介し、みなさまに当ホテルの魅力をもっともっと知っていただきたいなと思います!さっそく、マンガ大賞2023のご紹介をさせていただきますね!
マンガ大賞とは
今年で16回目を迎える、書店員を中心とした有志によるマンガ賞です。「面白いと思ったマンガを、その時、誰かに薦めたい!」そんな気持ちが形になって始まったそうです。運営は、マンガ大賞実行委員会が行っており、選考員は、選行委員が直接声をかけたマンガ好きの有志たち。書店員をはじめとするさまざまな職業の方が、手弁当で集まってこのお祭りを支えています。マンガが売れることに直接の利害関係があるマンガ家さん本人や、編集者の方、ブックデザイナーなどの関係者の方々には、公正を期するために、選考員にはなっていただいていません。
マンガ大賞の選考対象は、前年の1月1日から12月31日に出版された単行本の内、最大巻数が8巻までの作品です。一次選考では、各選考員が「人にぜひ薦めたいと思う作品を5作品」を選出。二次選考では、一次選考の結果から得票数10位までの作品がノミネートされます。選考員はその全てを読み、トップ3を選びます。結果を集計し、年の一推し『マンガ大賞』を決定します。
※マンガ大賞HPより(https://www.mangataisho.com/about/index.html)
なんと、書店員さんが有志で選んでいるんだそう。私たちの通う本屋さんが選んでいるのだと思うとこの賞も身近に感じられますし、何より知っているマンガの幅が広い!「発掘」されるマンガも多いことでしょう。
第1位『これ描いて死ね』著:とよ田みのる
東京の島・伊豆王島に住むマンガ大好きな高校生の安海相。憧れの漫画家☆野0先生が新作を出展することを知り、興奮冷めやらぬまま同人誌イベントへ。そこでの出会いが彼女の人生を変えることに。
勢いが、熱量が、とにかくアツイ!なんてことないシーンでボロボロ泣いてしまいました。創作する人や創作を応援する人、創作が好きだった人、モノづくりに関わる人みんなの心にグッとくるマンガです。タイトル強烈ですが、すぐ、「ああそういうことか」とわかります。
第2位『あかね噺』著:末永裕樹 馬上鷹将
父である落語家・荒良川志ん太の落語に憧れ、彼の人生をかけた1席をきっかけに落語界の最高位「真打」を目指す朱音の物語。落語を知らなくても、一度読み始めれば、その熱量と圧倒的な表現力に惹き込まれる新しい王道マンガです。落語の世界、ご存知ですか?新しい世界が開けてしまうかも……!
第3位『女の園の星』著:和山まや
とある女子校の国語教師・星先生と他の先生、生徒たちの日常を描く作品。丁寧な絵や誇張されていない落ち着いたトーンで癒される一方、センス溢れる会話に笑いが止まらなくなる誰にでもおすすめできるマンガです。ちょっとシュール?な笑いが私は大好き。それなのに人間味があって、本当に魅力的な作家さんです。
第3位『正反対な君と僕』著:阿賀沢紅茶(同率3位)
明るくて友達も多いけれど周りを気にしてしまう鈴木と、静かで落ち着いているけど周りに合わせず自分の意見を言える谷くんの平穏な学園ラブコメ。ポップな絵柄で描かれる日常と、共感が止まらない登場人物たちの考えが魅力の作品です!あと展開が早いのもすごく良い。
第5位『天幕のジャードゥーガル』著:トマトスープ
13世紀イラン東部の奴隷少女シタラ。仕えていた家の少年に「知」の大切さをを教わり希望を見出していくが、モンゴル帝国の侵略により、平和な生活は終わりを迎えます。可愛らしくポップな絵柄でイスラムの文化や少女の復讐が描かれている歴史マンガです。
第5位『日本三國』著:松本いっか(同率5位)
令和末期が舞台です。日本には世界で起きた核戦争の影響で、多くの難民が流入しました。ウイルスの猛威や大震災、悪政、重税に飢饉、民衆の暴力革命が起き、人口は10分の1以下まで減りました。文明は廃り、大和、武凰、聖夷の3つの国に分裂することとなったのです。「この国を、再統一する」文明崩壊後の近未来、再び戦国時代と化した日本を再統一すべく一人の青年が立ち上がりました。「今」から地続きで描かれた「未来」で、しかも文明衰退。超怖いけど、そこがリアルで面白い。
第7位『さよなら絵梨』著:藤本タツキ
母に頼まれ、死ぬまでの映画を撮ることになった優太。その映画を文化祭で上映した後、謎の美少女・絵梨と出会い、二人で映画を作ることになります。単調なコマ構成だけれど、飽きずに読み進められる、現実とフィクションの入り混じったボーイミーツガールです。藤本タツキすげええ。
第8位『スーパーの裏でヤニ吸うふたり』著:地主
ブラック企業の社畜である佐々木は、タバコを吸うことと、行きつけのスーパーの店員、山田さんが日々の癒し。しかしなぜか見た目の強い店員、田山さんに誘われ、スーパーの裏でタバコを吸うようになりました。二人のなんとも言えない関係性やタバコを通して描かれる作品の空気感が絶妙です。
第9位『劇光仮面』著:山口貴由
自分を何者でもない空洞のようだと考えている青年・実相寺二矢と、特撮を中心に物語が進んでいく作品です。作中に漂っている緊張感や特撮への熱い思い、そして先の読めない展開に魅了されること間違いなし!!
第10位『タコピーの原罪』著:タイザン5
地球にハッピーを広めるために降り立ったハッピー星人のタコピーは、自分を助けてくれた少女のしずかの笑顔を取り戻すために奔走。しかし、しずかを取り巻く環境は壮絶で、無垢なタコピーには想像がつかないものでした。エグいくらいすごい。心揺さぶるマンガです。
第11位『光が死んだ夏』著:モクモクれん
ある集落で一緒に育ってきたよしきと光。ある日、よしきは光だと思っていたものが別の何かにすり替わっていたことに確信を持ちます。それでも一緒にいたいよしきは、友人の姿をしたナニカと一緒に、日々を過ごします。強烈な設定に説得力を持たせるのって、本当に超越したものを感じます。
MANGA ART HOTEL, TOKYO的マンガ大賞
私たちもマンガ大賞に参加したい!!と重い、MAH的マンガ大賞も作っちゃいました!!
第1位『スキップとローファー』著:高松美咲
4月からアニメも始まり最近話題のこの作品。
上京してきたみつみちゃんの高校生活を中心にしたお話で、個性豊かなキャラクターや瑞々しい恋愛模様など様々な魅力がありますが、個人的に1番の魅力が心情描写。
高校生の不安定な心やぼーっと過ごしていると見逃してしまう悩み事、思わず笑みがこぼれるような幸福感などがとても丁寧に描かれています。
自分もそうだと共感できるところや、この人はこういうことを考えていたりするのかと実生活にも気づきを与えてくれる、そんな素敵な作品です。
第2位『森山中教習所』著:真造圭伍
今年の3月ごろに真造圭伍先生の4作品が重版されたので、それをきっかけに読んでみたらハマりました。
どこか抜けている清高くんと掴みどころのない轟木くんとの友情がリアルに描かれてます。真造先生の柔らかくユニークな作画と独特なユーモア、日常の中の不穏さが詰まっていて、どこか懐かしい夏の空気に浸れるはず!
星野源さんによる実写映画の主題歌「Friend Ship」を聴けば、作品の良さがより深まるのでおすすめです。
第3位『エクソシストを堕とせない』著:フカヤマますく・有馬あるま
このマンガはとりあえずバトルシーンを読んでもらえれば、少年マンガが好きな人は絶対にハマってくれると思います。大迫力の神秘的な作画や聖書の引用、七つの大罪を冠した敵キャラなど、魅力的なポイントが沢山あります。また、キャラクターは全体的に等身が低めで可愛いらしいのですが、内容や描写がかなり重いシーンも。そんなギャップも魅力の一つです。
命をかけた聖戦と徐々に恋を知っていく少年の成長が描かれた作品です。
最後に
いかがでしたでしょうか?結構なボリュームになってしまいましたが、マンガ大賞の良いところは、8巻までの作品というところ。つまり頑張れば全作品一晩で読み切れちゃうんです。頭と心はぐっちゃぐちゃになるかもしれませんが……(笑)現実逃避として、これ以上におすすめできる一晩は私にはありません!日々お疲れの皆さま、新しい刺激が欲しい皆さま、創作の仕事に従事されていたり、新しい発想を求められていたり、アイディアを探りたいそこのあなた!2023年最新の受賞作で、自分をアップデートしていきましょう!!!!
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