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あなたのお洒落は、何のため?ファッション&美容マンガ10作品!〜MANGA ART HOTEL,TOKYO2022秋特集〜

MANGA ART HOTEL・ROOM|漫泊

あなたのお洒落は、なんのため?

お洒落って不思議ですよね。無くても死なないものなのに、こんなにも人を惹きつけ悩ませる。その謎を解きたくて、今回は「お洒落をする理由」に注目し、作品をキュレーションしてみました。

憧れ、義務感、誰かへの思いやり…。

マンガを通して様々な「お洒落をする理由」に触れることで、ファッションや美容をもっと幅広い視点で楽しめるはず。
そのために、表面的な美しさの話やハウツーだけに留まらず、外見を通して内面と向き合う様子を描いた作品を多く揃えました。
(もちろん笑える作品も!)

明日から、お洒落がちょっと楽しくなる。そんな1冊と出会ってください。

MANGA ART HOTEL,TOKYO2022秋特集

いつの間にか本格的な秋を迎え、コートが必要になってきた今日このごろ。
先日、マンガアートホテルの特集棚も衣替えをしたので、ご紹介させていただきます!

当館の特集コーナーでは、季節やテーマにちなんだ作品達をマンガ好きのスタッフが厳選し、1棚丸ごと使ってご紹介。

テーマと作品は数ヶ月ごとに入れ替わるので、リピーターのお客様も必見です!直近では、夏に合わせてお酒特集をしていました。

そして今年の秋の特集テーマはファッション&美容特集!

「ファッションの秋」という言葉もあるように1年で一番お洒落を楽しめる季節と言われる、秋。そんな季節に合わせて、ファッション&美容を題材にした作品を集めました。

今回の特集は年齢性別関係なく楽しんでいただける作品がたくさん!
お洒落をすることを、「モテるため=若い人/女性のもの」ではなく、外見を通じて内面と向き合う行為と捉えれば、そこに年齢性別なんて関係なし!

古い価値観を着替えるきっかけになるかもしれない今回の特集、「お洒落なんて自分には関係ないよ〜」と食わず嫌いせず、ぜひ気になる作品を手に取ってみてください。

1.オシャレは大人の必修科目?

お洒落へのモチベーションは人それぞれ。
しかし大人になると、自らのモチベーションとは別に「人の目」を気にしてお洒落せざるをえないシーンが増えるのもまた事実...ッ。

「本当はお洒落が面倒くさい、だけどいい大人がこれでいいのか…」

「ファッションリーダーになりたいわけじゃない。ただ、人並みに恥ずかしくないお洒落がしたい!」

大人になったら当たり前のごとく最低限のお洒落を求められるのに、なんで義務教育でもっと教えてくれなかったんだよー!!!!!

…というあなたに、おしゃれビギナー達の奮闘&成長が詰まった2作品を贈ります。
すぐ真似できるノウハウがたくさん!お洒落したいけど、どこから手をつけていいのかすら分からない!そもそも服を買いに行く服が無い!という方におすすめです。

服を着るならこんなふうに

服に興味がないサラリーマンの主人公が、ファッション好きの妹にファッションの基本をイチから伝授してもらう、教科書的な作品。
1巻で「服を買いに行く服がないんだよ!」と言っていた主人公が、徐々にお洒落に興味を持ち、時には失敗しながらもファッションを好きになっていきます。

本書の特徴は、お洒落になる方法を、非常に論理的かつ具体的に説明している点。センスに頼らず誰でもマネできるハウツーが詰まっているのは、専門家の企画・監修ならでは。UNIQLOをはじめ実在するブランドやおススメアイテムが出てくるのも、マネしやすいポイントです!

また、巻を重ねて主人公が成長するに伴い、ステップアップしたお洒落を学べるのも◎。
「スマートカジュアルって何?」
「ダサくはないけど無難、を脱するには?」
など、悩みがちシチュエーションを例にしてくれてるのも痒いトコロに手が届いてます!

人は見た目が100パーセント

ドラマ化もされた人気コメディ。
主人公は、「美」「女子力」に無頓着な研究職のリケジョ3人組。
自分達の女子力の無さに愕然とし、理系的な分析力を存分に空回らせ活用しながら、メイクやファッションに果敢に挑戦します。

つけま、ヘアアレンジ、お洒落ボトムスetc…
全力でトライし全力で失敗する3人が、おかしすぎて愛おしすぎる!
ギャグのテンポと、あるあるな失敗のチョイスがとにかく秀逸で、爆笑できます。

女子が読めば共感の嵐!
男性が読めば、知られざる女子の苦労を理解できる…かも…?

2.もはや生き様!自分の好きな自分でいたい

「外見は、一番外側の内面」という言葉もあるように、お洒落は自己表現の1つ。ファッションや美容を通じて表現されるのは、主人公達の個性溢れる生き様です。
お洒落心だけでなく生き方にも刺激を受ける、そんな3作品を選びました!

着たい服がある

担当スタッフの一押し!
ファッションという切り口から、社会の中で『自分らしさ』を見つけ貫くことの尊さ・難しさを鋭い視点で描いた傑作です。第23回 文化庁メディア芸術祭では、マンガ部門 審査委員会推薦作品を受賞しています。

教師を目指す主人公の女子大生・マミは、可愛いロリータファッションが大好き。けれど、高身長でクール顔の自分に周囲が期待する「カッコいい」イメージや世間体を気にして、家族にもひた隠していました。

しかし、個性的なファッションを貫くバイト仲間・小澤との出会いをきっかけに、自分の本当の気持ちを見つめ直していくマミ。「本当の自分」を探し、恋愛や進路に葛藤する主人公の、体当たりな成長物語です。

この本の特徴は、自分らしさを「見つける」だけで終わらないところ。見つけたはずの個性に疑問を持ったり、個性を持ちながら社会で生きていくにはどうすればいいかなど、踏み込んだ内容が描かれています。

主人公が自分の個性をちっぽけに感じて自信を失くしてしまったり、自分の本心と大切な母親への想いとの狭間で葛藤する様子は、とてもリアル。
個性が見つからないと悩む人も、反対に個性的ゆえ悩む人も、必ず気づきが得られるはずです。

さらに、心に刺さるセリフも魅力の1つ。
見た目に対する固定観念に鋭く疑問を突きつけるセリフは、今回の特集が提案する「外見を通じて内面を考える」ことにピッタリです。

「ロリータってね 服とか肩書のことじゃないの。反骨精神を持って少女趣味を貫く「生き方」のことなの」
(第2巻10話)

「ねえ先生…なんで…なんで(小学生が)茶髪じゃダメなんだよ。校則にも書いてないじゃん つーか校長だって白髪染めしてんだろ…同じじゃん」
(第5巻43話)

個人的には、義務教育で教科書にしてもいいんじゃないかと思っています(断言)。個性や多様性についての、最高の教科書!

恋せよキモノ乙女


乙女ゴコロ鷲掴み!な、お着物をテーマにした可愛い作品。
主人公のOL・ももの休日の顔は、季節やテーマに合わせて着物を着こなす「キモノ乙女」!
こだわりが詰まったコーディネイトで、実在する関西の名所を巡ったり、恋をしたりする日々が描かれています。自分の好きなお洒落を全力で楽しみ、成長していく主人公のまっすぐな姿に元気をもらえる明るい作品。

また、着物だけでなく帯や小物にまでこだわったコーデも見所のひとつ。「全ページカラーで見たい…!」と思っちゃう、目の保養になる可愛さです。

僕はメイクしてみることにした

美容分野では超レアな、男性原作者さんの作品。
メイクに対する固定観念が変わる、男女共におすすめの一冊です。

主人公は、自己流の洗顔を「カレー作った鍋を洗ってるみたい」と言われるほどの美容初心者。ひょんなことから美容沼に足を踏み入れることに…。

メイクを心身のセルフケアとして捉え、年齢性別に関係なく誰もが自分のために楽しめるものだと気づかせてくれる作品です。
1冊完結でサクっと読めるのも、嬉しいところ!

3.プロが向き合う、様々な思い

ファッションや美容について、日々様々な依頼が持ち込まれる「その道のプロ」。
お金や手間をかけても叶えたい、依頼人の「お洒落をする理由」とは?
そして、そんな想いに応えるプロの想いや美学とは?
お洒落の分野も作品のテイストも、バラエティに富んだ3作品をお届けします。

IPPO

オーダーメイドシューズの世界を舞台にした、上質な大人向け作品です。
靴職人の主人公が手掛けるのは、「ビスポーク(Be spoken=対話する、が語源)」と呼ばれる、その人だけの特別な一足。由来の通り客の心と体と真摯に向き合い、新たな一歩を踏み出すための最高の一足に心血を注ぎます。

一足30万円以上もする特別な靴に、それぞれのお客様が込めた特別な想いとはー。
さらにお客様のヒューマン・ドラマだけでなく、主人公自身の葛藤と成長も見所の一つです。

そして、画や世界観がとにかくお洒落!「うどんの女」「いいね!光源氏くん」などで有名なえすとえむ先生の洗練された作画が、オーダーメイドシューズのスタイリッシュな世界観にドンピシャ!
(担当スタッフのお気に入りシーンは、靴を使った素敵すぎるプロポーズシーン…!うっとりしちゃうこと間違いなし…!)

繕い裁つ人

舞台は、オーダーメイドの洋服を仕立てる洋裁店。
訪れるお客様の人生に触れながら「一生添い遂げられる服」を作る二代目店主・市江が、本作の主人公です。
彼女が作るのは、最先端でも豪華でもない、けれど手間と着る人への想いやりが詰まった、真に心を満たす一着。丁寧に作り・装うことの深い満足感を思い出させてくれる本作は、ファストファッションに疲れた貴方におすすめです。
彼女の服を偏愛する百貨店社員・藤井との淡い恋模様も、穏やかに展開していく物語に彩りを添えています。

死化粧師


遺体に殺菌・防腐などを施し化粧をする「エンバーミング」をテーマに、日本では知名度が低い職業にフォーカスしています。
人生を締めくくる装いである死化粧。そこには故人の人生が凝縮された、究極の「お洒落をする理由」があります。
個性的なキャラ達の背景なども巻を追うごとに明らかになっていくため、一気読みがオススメです!

番外編

個性的なお洒落を堪能できるファッションマンガの金字塔と、色褪せないレトロファッションに浸れる作品をご用意!

Paradise Kiss(パラダイス キス)

矢沢あい先生が描く、ファッションの世界が舞台の名作少女マンガ。
青文字系ファッション誌「Zipper」で連載され、アニメ化・映画化されたほか、海外でも高く評価される名作です。

自分の生き方に疑問を抱える女子高生・紫が、矢澤芸術学院(通称 ヤザガク)服飾科の「パラダイス・キス」の面々から学園祭ファッションショーのモデルを頼まれたことをきっかけに成長していくストーリー。
マンガならではの青春のキラキラ感と、大人になりゆくことを実感させるビターな現実感。その2つが絶妙なバランスで組み合わさった、ぐいぐい引き込まれる展開はさすが!
個性的なキャラクター達は、言動はもちろん、各話で披露するファッションも見所です。
( そして、実はあの「ご近所物語」とも繋がっていて、懐かしいキャラクターも出てきます!

かわいい! 少女マンガ・ファッションブック 昭和少女にモードを教えた4人の作家

SNSもなくファッション誌も少なかった時代、女の子たちにとってのファッションアイコンの1つが、少女マンガの登場人物たちでした。
昭和少女マンガを彩るおしゃれなファッションが300点以上詰め込まれた、マンガ&ファッション好き垂涎の一冊です。

当時ならではのチャーミングな色柄や、今見てもモダンなデザインは、ページをめくるたびにトキメキ必至。当時の流行や社会背景にも触れた、貴重なインタビューページも必読です!

おわりに

気になる作品はありましたか?

マンガ選びも、服選びと似ているかもしれません。
着慣れたブランドのように、自分の好みにフィットしそうな作品を選ぶもよし。逆に、いつもは選ばない挑戦的な作品を通じて、新たな自分を発見するもよし…。

試着も、試し読みも、すればするだけ発見があります。
ぜひ、たくさんの本を手に取って、お気に入りを見つけてください!


(現在特集コーナーは5階男性フロアの入口に設置中ですが、12〜19時は異性フロアの作品もご覧いただけるので、4階にご宿泊の女性ゲストもお楽しみいただけます)
ぜひ皆様のお越しをお待ちしております。
ご予約はこちらから。

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文・構成:おめぐ

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