【初学者向け】gitって何?
皆さん、こんにちは!!
唐突ですが、皆さんは git(ギット)をご存知ですか?
IT業界に携わる人間でもプログラムのソースコードを触るような部署に従事する人で無ければ、あまり馴染みの無い単語かと思います。
しかし、同じ質問をソフトウェアエンジニアやWEBデザイナーの方々に尋ねてみると「毎日のように使ってるよ!!」と回答する方がほとんどであるほど、ITのサービスでは欠かせないシステムの1つです。
gitを全く使わない組織やサービスもありますが、国内外を問わず非常にポピュラーなシステムであるため、この機会に理解しておきましょう。
1. gitとは?
gitとはバージョン管理システムの1つです。
バージョン管理システムとはファイルの変更履歴を管理することができるシステムで、システム開発などで使用するシステムが書かれたファイルなどを記録・管理することができ、複数人のチームなどでも共有管理なども容易に可能です。
バージョン管理システムには専用のサーバ上で一元管理する集中管理方式と担当者ごとに作成したファイルを突合する分散管理方式の2つがあり、gitは分散管理方式となります。
分散管理方式のバージョン管理システムではサーバー内の大元となるファイルの保管場所(リモート・リポジトリ)からファイルなどを担当者が使うPC内に複製します(ローカル・リポジトリ)。
ローカル・リポジトリで編集し終えたものをリモート・リポジトリにプッシュすることでバージョンを更新します。この分散管理方式では複数の担当者がそれぞれのローカル・リポジトリで別々の作業を行い、最終的に1つのリモート・リポジトリに反映することもできるため、生産性が高いというのが特徴です。
2.主に使われるgitコマンド
gitでは様々な処理を行うためのコマンドがたくさん用意されていますが、高頻度で使われるもので見てみると以下の通りとなります。
また、これらのコマンドにはさらに細かく指示するためのオプションを付けることもできます。本記事では割愛しますが、gitを使う際には検索エンジン等で「git コマンド名 オプション」と検索してみてください!!
3.git管理ツール
gitを管理できるツールは様々ありますが、体感としては個人・法人問わずGithubを使っているというケースが圧倒的に多いのではないかと思います。
Github
Bitbucket
SouceTree
GitLab
4.終わりに
DX(デジタルトランスフォーメション)が進んでいく昨今、ITはもはや私たちの生活に無くてはならないものになりました。私たちが日頃から使っているアプリケーションなどのシステムはほぼ確実と言っていいほど、こうしたバージョン管理を行なっており、それに伴い管理ツールが用いられています。
実務で使用したり、個人でもアプリケーションを自作したりする機会が無いとgitは馴染みが薄く、概念をイメージすることさえも難しいのでは無いかと思います。
gitの細かいコマンドや仕様はその都度、調べれば色々と情報が出てきますので、前提として本記事で紹介した概要を頭に入れて置いて頂き、今後何かしらに活かして頂けますと幸いです。