見出し画像

サラリーマンは人生選択として正解?

「サラリーマンって予想通り不自由な職業だな」

と入社2週間にして早くも悟ったタクトパスです。

別にサラリーマンがダメなわけありませんし、そもそも全てのサラリーマンの方を一括りにできるとも思っていません。ただ、事実として「不自由さ」が存在していると実感したのです。

ということで、ついに社会人デビューを果たした2週間を振り返りつつ、今後何をしていくべきかをまとめていきます。

くれぐれも誤解して欲しくないのですが、サラリーマンとされる会社勤めの方は素晴らしい仕事をされていると思います。今回僕が言及したいことは、自分の価値観と今の働き方を比べたときに感じたことです。


痛感した不自由さ

さて、冒頭で少し強い表現をしましたが、このように感じた理由は何もサラリーマンだけではありません。新入社員という社会人の中で最も未熟な存在であることも大きいです。

野球もそうですが、1年生の意見なんて最初は誰も聞いちゃくれませんし、ちゃんと練習しない選手の声はどこにも届きません。周囲から認められて初めて自分の声に影響力がつきます。

一方、このことは認識してもなお「不自由だな」と感じることが多くありました。

① 1日10時間使う“仕事”の価値

まずは

生活の圧倒的大半が仕事に費やす必要が出てきた

ことを実感しました。

もちろん時間配分は想定していましたし、大学の部活よりは遥かに楽です。しかし、いざ始まってみると、実働時間以外にもあらゆる面で仕事に関連したことで時間を使います。

時間外の連絡などは当たり前ですが、頭の一部で仕事について考えるだけでも自分の生活を消費していることになります。

ただ、仕事に時間やエネルギーを使うことは全く悪いことではないと思っています。むしろ、そこまで仕事に取り組むことができる環境に感謝すべきかもしれません。

僕が言いたいのは生活の大半を仕事に割くのが悪いのではなく

生活、つまり人生の大半を占める仕事が今の仕事でいいんですか?

ということです。

この質問に「はい」と答えられる人は天職を見つけている人だと思います。どんな仕事であろうと、人生を豊かにしてくれるでしょう。

もし「いいえ」ならば、今一度“仕事”を見つめ直した方がいい気がします。

ちなみに僕自身は、今の仕事にワクワクする一方で、人生かけてこの仕事ができるかと問われれば完全に“No”です。

既に働くことに慣れてしまった人は体感として気づきにくかもしれませんが、新入社員の目線からしたら「人生の8割は仕事なんじゃないか」と感じるほどです。


自分の裁量範囲の狭さ

サラリーマンの裁量範囲はどの程度でしょうか。
役職によって異なることは当たり前ですが、自分の希望以上に持つことができる人は少ないと思います。

新入社員なんて裁量など皆無です。会社から見れば当たり前のことで、何もできない大学5年生を雇っていただけるだけで感謝です。

がしかし、これが今後50年続くと考えるとなかなか考える部分があります。

特に大企業においては、社長になっても基本は雇われ社長です。優秀な社員との競争を勝ち抜いた超絶優秀な社長ですら、構造的には誰かの指示の下で動くのです。(そもそも大企業の社長というポジションにすら辿りつける自信がありません笑)

この組織の中にいることに関して、今も頭に残る強烈な言葉があります。

「野球選手が唯一持つ権利は、辞めることだけだ」

中学の時に、当時所属していた野球チームのコーチが放った言葉です。

会社でこんなことを言えばパワハラ間違いなしですが、僕はここに本質が詰まっていると実感しました。

野球選手はあくまでプレーヤーであり、その行動は全てチーム、より具体的にするとチームを率いる監督に従います。その結果としてチームが良い成績を残せば、みんなで喜びを共有することができるのです。

だからこそ、実質的にプレーヤーが持つ自由な権利は”辞める”ことだけなのです。

サラリーマンも同じです。プレーヤーとして働いている以上、必ず従うべき何かがあります。それは規則かもしれませんし、上司かもしれません。大きい括りにすれば、会社の属する業界なども一つでしょう。その業界以外のことをしようと思っても、会社の中ではできません。

①で「人生の8割は仕事なんじゃないか」と書きましたが、8割の裁量範囲が狭いとすると、だいぶ制限のかかった人生な気がします。


“給料”によるモチベーションの上限

“給料”が僕らに与える影響については、気づいていない人も多いのではないでしょうか。

様々な場面で目にする言葉ではありますが

「人は給料分の働きしかしない」

というフレーズはその通りすぎると思います。

学生と社会人の大きな違い。

その一つに「給料」という概念があります。アルバイトでも給料は出ますが、やはり社会人の給料はそのまま人生に直結するという点で大きく異なります。(教育費まで自分で稼がなければならない環境の方もいるとは思いますが、今回の話の本質ではないので細かく言及はしません。)

学生時代のアルバイトはあくまで生活のサブであり、学生の本分は勉強と遊びです。しかし、社会人は仕事が生活の中心であり、給料によって生きていきます。

何が言いたいのかわからないと思うので、具体例で説明します。

例えば、新卒の平均月給は約20万です。

同じ会社に入ったA・Bの新入社員二人がいます。
Aは優秀でBより2倍のスピードで仕事をこなすことができます。しかし、二人とも給料は同じ20万円です。

このような状況においてAはどのような仕事をするでしょうか?
おそらく、Bより少し優秀な仕事をするでしょう。しかし、それは2倍ではなく1.2倍とかになってしまうのではないでしょうか。

特に日系の場合、若い時の給料に大きな差は出ません。とすると、大事になるのは自分の最大パフォーマンスをすることではなく、隣の同期より優秀に見せつつ、コスパよく給料をもらおうと考える人が大半でしょう。

つまり、

給料という概念によって、全力のパフォーマンスをする人が少なくなる

ということです。

そして、社会人はこの状態が生活の大半を占めることになります。

野球でもなんでも、成長して活躍する人は毎日を全力で生きています。全力で何かに取り組むからこそ次のステージに進み、よりよい結果を得ることができます。

しかし、サラリーマンは毎日8割のパフォーマンスしかしていない状態に似ています。給料に見合うように自分の力を発揮しますが、全力は出しにくい環境です。

正直、若い貴重な時間をこの状態で過ごすことには一種の恐怖があります。

サラリーマンは素晴らしい職業

ここまでサラリーマンのネガティブな側面を書いてきましたが、企業に勤めることは全く悪いと思いません。

サラリーマンが天職だと思って働いている人もいます。

人間は判断を嫌がる性質があるからこそ、大きな判断を会社に任せることで自分の人生を軽やかにできると考える人もいるでしょう。

家族の生活を維持するためにも、基盤の固い立場を確保しなければならない人もいるはずです。

他にもサラリーマンの良い面はたくさんありますし、そのどれもが正解です。僕もその面は純粋にすごく良いなと思います。

一方で、その良い面は考慮すべき面に目を向けない理由にはなりません

まだ選択肢も無数にある僕たちの世代だからこそ、貴重な今をサラリーマンという枠で過ごして良いのかということを今一度考えなければならないと思うのです。

まとめ

支離滅裂感の否めない文になってしまいましたが、社会人になってみて感じたことをまとめてみました。

まだ現場にも立っていない社会人初心者ではありますが、自分の頭で考えてみることだけはできます。と書きつつ、実際は新しい環境で活動することをものすごく楽しんでいます。

正直、会社の居心地は良いです。だからこそ、「今の居心地の良さに甘えてなんとなく時間が過ぎた先に待つ後悔だけは避けなければならない」とも同時に思います。

それを忘れないためにも、今回言葉に書き起こしてみました。

今後も定期的に現状整理や振り返りのためにnoteを更新していこうと思います!


この記事が参加している募集

振り返りnote

読んでいただきありがとうございます!僕の経験がみなさんの生活を少しでも前に進めることができれば最高です!サポートしていただいたことでできた経験はもちろんnoteに投稿します!