苦手&苦手
文房具屋さんで買い物をしていたら、前の職場でめっちゃ苦手だったAさんとすれ違う。
最悪だ!と思ってすぐに逃げたのだが、私の後ろ姿に、〇〇さん!とAさんは声をかけた。
ハァ、逃れられない、と思い振り返る。あーAさん久しぶりです〜!どうしてだろう、会えて感激〜みたいな雰囲気を醸し出してしまう。それが地獄の始まりだった。
前の職場は専門学校
このご時世だからさぞ大変だろうと色々聞いてみた。どうやら普段通りの学校生活らしい。話の途中でトイレに聞きたくなる。その事を言えないまま、彼女が買うために持っていた特売品のものを棚の後ろに隠す姿を目で追っていた。
その行動で察する。買い物は後にしてどこかでゆっくり話しましょうという雰囲気になった。
ここはショッピングセンターの文房具。お店の前には自由に休めるベンチがたくさんある。
ここに座りましょう!とりあえず!と提案すると、Aさんは、んーっと唸るだけで、通りすがろうとした。どこか違うカフェかなんかがいいんだろう。
もうモスバーガーしかないなぁ。
Aさんは方向音痴なので乗り気じゃない私が店まだ案内する羽目に。
モスバーガーまで行くには…
え?なんで?手すりのない非常階段しかない。しかも階段の間がめちゃくちゃ空いてる。気抜いたら落ちるだけ。
マンションで表すなら20階分くらいの高さ。下をみたら確実に足の震えがたまらなくなる。
私は交渉恐怖症
一度名古屋のテレビ塔を階段で降りたことがある。怖すぎて怖すぎて…二度と使わないと決めた。
Aさんはあっという間にひょいひょい登ってコーヒーを買って戻ってきた。
私が行く番か…本当に怖い。
でもここで怖い、と本音を吐露するメリットがない相手だ。どんな感情もこの人とは共有できない。そこが苦手なんだ。
よし、腹を括った。
登ろう。
この場所にいる自分を少しでもごまかそうと目を細めて登る。でも全然怖さは軽減しない。
足が動かないでいると、後ろからこの階段を利用したい人がたくさんやってきた。
これはチャンスかもしれない。手助けしてもらおう。
後ろの人に私はなにか声がけをした。
すると後ろの人たちは快くみんなで協力して、わっせわっせと私を店まで運んでくれたのだ。
階段を上らなくて済んだ。ハァ助かった。
__________________________________________________苦手✖️苦手
なんとうダブルパンチなんだ!
今日は久々の夫との連休
ゆっくり休みたいものだ
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