見出し画像

ストリートテクニック宣言!

いやー、最近、マジでクソ寒いですよ!!インフルエンザとか流行ってるみたいですけど、皆様どうお過ごしでしょうか?
我が生涯、初のバズり体験でもある(しかも俺のツイートじゃなくて、三角締めさんのツイートで)「ストリートテクニック」の発見、研究のためにもこの寒空でも出歩かないと行けないのだ。
全くなんて時期に思いついてしまったんだ!
夏場に思いつけば散歩も楽で良かったのに。

しかし、冬には冬のストリートテクニックがあるはず。とりあえず仕事がない時はストリートに出るのだ。で、結果散歩ばっかりしてるとどんどんストリートテクニックを思いつくから楽しいものだ。
もはや、ストリート・ストテク開発・テクニック!

しかし、まぁストリートと言ってもそのイメージは十人十色であろう。
マジなハスラーやラッパーたちのリアルな生き死にをかけた生き様の舞台もストリートであり、われらの町の平和な商店街もそれはそれでストリートなのである。
だからサグも文化系もオタクもジョックスも老若男女、すべての生活者にとって、ストリートテクニックは他人事ではないのである。

日本のラッパーなどを中心に、あらゆる人からツイッター上でストリートテクニックが投稿されている。

ストリートテクニックが超くだらないことから、本当に役に立つもの、季節もの、その地域でしか通用しないもの、もはやそれ気分の問題でしょ?というものまで包括することでストリートに生きるすべての人々の息遣いが聞こえてくるような気がするではないか。
ストリートテクニックのツイッターの投稿を眺めていると、これは、ストリートにおける「生活の知恵」であ「ライフハック」であり、「つるセコ」でもあることに気づく。

#ストリートテクニック  って貧乏くさいのばっかりだな!」
そんな意見があった。


それもそのはずストリートテクニックの中には「セコい」ものがたくさんあるのだ。

「つるピカハゲ丸くん」という漫画を知っているだろうか?

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%A4%E3%82%8B%E3%83%94%E3%82%AB%E3%83%8F%E3%82%B2%E4%B8%B8

この漫画(アニメ)はコロコロコミックで連載され、ファミコンやPCエンジンのゲームにもなるほどの大人気漫画だった。
頭髪が3本しかない小学生・ハゲ田ハゲ丸とその一家が、強引かつ本末転倒な様々な節約を試みるという4コマギャグ漫画。彼らの節約術には「つるセコ」という造語が付けられており、とにかく『セコい』のがテーマであった。

1985年から1995年にかけてこの漫画が連載していたという事は、日本は思いっきりバブルで景気が良かった時代だ。
みんなが終身雇用は安泰だと思っていたし、将来や老後に、お金に困る心配などないと思っていたはずだ。

だからあの当時「セコい」行動はギャグとして笑える対象だったのだ。そして、2000年代に入ると「セコ」から「エコ」の時代がやってくる。

経済成長と人類の発展の代償に年々悪化する地球環境にスポットが当たり、「エコい」ことが人々の関心を集めるようになった。

エコというのは狭義には生物学の一分野としての生態学のことを指すが、広義には生態学的な知見を反映しようとする文化的・社会的・経済的な思想や活動の一部または全部を指す言葉だ、そうだ。Wikipediaによれば。

2000年代はじめは「環境にやさしい」=「エコ」であったが、近年は、何か、電化製品のうたい文句にしても、エコの環境保護の側面よりは「経済的」むしろ「エコノミークラス」の「エコ」な感じが押し出されているような気がする。経済的という言葉を昔からなんとなしに聞いて我々は日々生きているけれども、今使うほとんどの「経済的」の意味は、倹約的な、何度も使えたり、安かったり、つまり「セコい」ことをシリアスに捉えたものなのである。

もう「セコい」ことをギャグとして笑えない時代なのだ。

そりゃそうだ。

不景気、増税、貧困、年金・・・・

もはや、あの漫画のつるセコテクニックの数々が(もちろん荒唐無稽なものもあるが)単純に笑い飛ばせるものではなく、真実味を帯びてきている時代になって来てしまっているのではなかろうか。セコからエコ、そして次のフェイズはサバイバルだ。

とくにストリートに生きる者読者諸兄にとっては、もはや日々がサバイバルの様相を呈してきている方もおられようと思う。
そのサバイバル術としてのストリートテクニックという側面は見逃すことはできないだろう。

日々使える少ないお金をどうやって楽しく使うか、どう行動すれば楽しく過ごせるのか、どうすれば危険を回避できるのか?そして、より良く生きられるのか?

#ストリートテクニック  って貧乏くさいのばっかりだな!」
この感想は外国に在住のラッパーのMek Piisuaさんのものである。
このツイート、検索しても出てこなくなってしまったのだが、消してしまったのかも知れないが俺はとても印象に残った。

そしてこのツイートは確かこう続く。

「日本は夢がないんだな。もっとでっかく生きようぜ。」

正確には覚えていないが、確かこのような主旨の事が書いてあったと思う。

日本を飛び出してタイに移住し、楽しくやっている(もちろんつらいこともあるだろうけど)ようにみえるMek氏の目から日本で投稿されるストリートテクニックを見ると「貧乏くさい」感じに見えるってのは、おそらくそういう事だ。

とはいえ、このセコ、エコのテクニックもストリートテクニックのいち側面に過ぎない事を忘れないでほしい。


あまりにセコさ一辺倒、あまりに実利的になっても世知辛い。
経済状況なんて関係なく楽しめるテクニックの方が多いし、「ちょっと気持ちが楽しくなるだけ」のストリートテクニックも大いにありだし、むしろそれで笑えるなら最高じゃないか。

時代がそんな感じならこっちはストリートの知恵の集積で楽しく生きていくぜ。そんな俺やあなたの生活にストリートテクニックは寄り添って存在しているのである。

ストリートテクニックで時代をしたたかに楽しく生き抜くべし!!







ありがとうの一言です。本当にありがとう!