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踏み出した先にあったもの

勢いだけで始めることはできても、
勢いだけで続けることはできない。

助走はあくまで助走で、継続して走り続けるためには、あの手この手でやる気を保たせる必要があります。

なぜこんな話をするかというと、過去にnoteで宣言したあることを、最近になって始めたからです。

3月初旬に書いた記事内で「これから始めたいこと」として挙げていた、『春からオンライン英会話を始める』。

きっと誰もわたしがこんな宣言をしたことなんて覚えていないはずだけど、言ったからにはやらなくては。
おかげさまで、スタートラインに立つことができました。


一歩を踏み出した喜び

怖がりなわたしは、新しいことを始めるのが得意ではありません。
だから、やるやる詐欺は日常茶飯事。
気持ちだけは立派でも、行動に起せなければなんの意味もないのだけど。

noteでのオンライン英会話宣言ですら、”春から”という抽象的な表現で逃げ道を残していたくらいです。言ったはいいが、果たして本当に始められるのか、自分でも自分をあまり信用していませんでした。

それでも、今ならやれるかも!という貴重な一瞬を捉えて、勢いに任せて体験レッスンの申込をすることに成功しました。

初対面の講師、日本語の通じない相手、しかもオンライン上。
レッスンが始まる前はドキドキしていましたが、テキストに則り進んでいく形式だったこともあり、何とか最初の壁を乗り越えることができました。

その勢いのまま本申し込みをして2週間、今日までに5回のレッスンを終えました。
有言実行できたことへの喜びと、苦手克服に取り組んでいることへのちょっとした優越感。それと同時に、次の課題も見えてきました。

見えてきた課題

講師の話していることは、8割方何となく理解できていると思います。(もちろん、今のわたしのレベルに相手が合わせてくれているからです)

となると問題は、やはり自分のスピーキング力。そしてそれは、どうやら単純な英語力の問題だけでもないようです。
わたしの思う課題は主にふたつ。

1. 自分の持つボキャブラリーで、英語の文章を組み立てるのに慣れていない

2. 聞かれたことに対して、自分なりの答えを持ち合わせていない

自分の操れる単語の量を増やしたり、表現の幅を広げるのはもちろん必要なことなのだけど、それはすぐに身につくものでもないので、地道にやり続けるとして。

まずは、1について。
未来の伸び代は期待するにしても、現状は自分の持っている語彙を上手に組み合わせて、英語の文章を組み立てるしかありません。自分の手の内にあるカードに必死で目を凝らして、精一杯の一手を打つ、ということをひたすら繰り返す感じです。
でも、今のわたしはそれぞれのカードを変な風に組み合わせたり、有効なカードの存在を忘れていたりして、なかなか上手な手を打てずに苦戦しているところです。

じゃあ一体どうしたらいいのでしょう。

わたしの出した解決策は、「話すためには、聞く量を増やす」

1レッスン25分の短い英会話の中で、すべてを網羅するのはやっぱり難しい。自分で英語に触れる機会を増やさないと、いざというときに”上手に英語を使う”ことはできないものなんですね。

なので、とりあえず朝の支度をしている時間、化粧をしている時間など、目や手は忙しく動いているけれど、耳は手が空いている…というとややこしいですが、耳がフリーな状態のときに、なるべく英語を聞くことにしました。

わたしが選んだのは、多くの知識人がおすすめしているTED。(Technology Entertainment Designの略。各分野の専門家によるプレゼンが聞ける)
アプリをダウンロードし、適当なものを選んで聞き流しています。

何を言っているのか理解できなくても、時々自分の知っている言葉が出てきてはっとすることがあるし、気になったものは後で字幕付きの動画を見れば、どんな話だったかを確認することができます。それに、プレゼン自体興味深いものが多いので、英語学習を目的としていなくても楽しめるというのが利点。しばらくは、これで英語を聞き慣れるように続けてみようと思っています。

さて、次いで2について。
海外の方たちは、どんなテーマでも割と自分の考えをはっきり持っている方が多いと思います。そして、自分の所属するコミュニティ(国や民族)について、ちゃんと知識や関心を持っています。

一方で、日本人。文化的な背景もあると思いますが、踏み込んだ質問をしたりされたりする機会は少ないですよね。例えば、宗教観や政治観について。そんな難しいテーマではなくても、はっきり自分の意見を伝えたり、相手の考えを聞く機会って、学生時代も大人になってからもあまりない気がします。

講師からの何気ない質問、「これについてどう思う?それはなぜ?」という問いかけについて、英語で自分の考えを話せないという以前に、「考えたこともなかった、自分の意見ってなんだろう」と立ち止まってしまうことがありました。

それは、自分が毎日を何となく過ごしてきたから、そして自分のコミュニティのことですら他人事のように見過ごしてきたからなのかもしれません。
これを機に、「自分はそれについてどう思うのか、それはなぜか」を意識的に考えるようにしようと思います。
そしてその活動はきっと、このnoteと相性がいいんじゃないかと期待しています。


継続するために

さて、冒頭の言葉に戻ります。

始めることはできた。それは素晴らしいことです。(自画自賛上等!)

そして、次に大切なのは継続すること。
そのためには、習慣化と成果の可視化が大切かなと思っています。

習慣化は、決めた日の決めた時間に取り組むことで解決できそうです。
わたしの場合、「会社からまっすぐ家に帰ってきて、少し予習する時間を見込んで17時半からレッスンを開始する」というのが無理のない流れのようで、今のところこれで続けています。
毎朝レッスンのために早起きをして、というのはおそらく続かないし、同居人に見られるのはやっぱりちょっと恥ずかしいので…。

成果の可視化は難しいところだけど、TOEICを受けたり、オンライン英会話の英語力測定を使うことで、小さな満足を積み重ねていこうかと思っているところです。(何かいい方法をご存知の方は、ぜひ教えてください!)


長年の課題だった英語と、ついに正面から向き合うことができました。

継続が大切とは言ったけど、わたしにとってはじめの一歩が一番難しい。

やっぱり、「宣言する」ということには、少なからぬ効果があるようです。

noteで宣言しておいて、不実行な中で何食わぬ顔をして記事を書き続けるのは、きっとどこか居心地の悪さを引きずることになったと思います。例えそれが独り相撲だとしても。

さて、じゃあもう一つ、今朝同居人に宣言したことに取り組もうと思います。
リングフィットアドベンチャー。
たるんだ体を引き締める、冒険の旅へいざ。



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