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IB教育から考える(儲けを出す編)

前回の記事にも書きましたが、マーケティングの勉強で「Onigiri Project」を行った。簡単に言えば、おにぎりを売って利益を出す。そして、利益が一番多く出たチームの優勝!!

結果発表の瞬間!!!!!

でも、その前の授業にしっかり仕込みはしておきました。
Projectが終わって、完売して、子どもたちは
「は~疲れた!」
「いろいろあったね~」
なんて話しています。

そうです。この『売る』という動作の前までに、私たちいろいろしてきたんです。私は聞きました。
「この自分たちの労働に値段をつけるならいくら?」
「1100円」
「500円」
「2300円」
「1700円」
いろいろと出てきますね。私はメモをとる。

そして、ついに利益を出します。
まずは各チームの売り上げ
そして、自分たちが材料購入で使った金額
そして計算して…。
みんなで集めたお金以上になったので、1人1人に分けると500円以上になるので、一安心。

でも、これだけでは終わりません。
「ねーねー、さっきみんなは働いた分に対しての金額だしてたよね?」
「ぎくっ!」
「それをチームごとに計算したんだけど…」

そうすると…。
差額がマイナスになるね…。
果たしてこれは利益?儲け?が出たと言えるのだろうか?
「うんんん…なんか微妙」

ここから、こどもたちが気がついたこと
・商品を売ることの難しさ
・利益を出すことの難しさ
・接客やサービスの大切さ
・仕入れの値段のバランスの重要性
・仕事の効率化

私は特に何も言っていません。
それでも子どもたちは感じ取っています。
そして、それを自分たちの言葉で言語化して共通認識を図ろうとしています。

でも、まだこのProjectはこれで終わりではありません。
まだ最後に大きなまとめがあります!!
このProjectを通してたくさん学んだことを引き出してあげます。
そして、なんとなくではなくはっきりと確認させます。
それは、また次回!


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