子どもの読み聞かせがきっかけとなり、人生で初めて乱丁本に出会った
「乱丁・落丁本はお取り替えいたします」
読書が好きな人にはおなじみのこのフレーズ。
通学に時間がかかる学校に通っていたこともあり、小学生の頃からそれなりに本を読んできたわたしですが、いまだかつて乱丁本・落丁本に出会ったことはありませんでした。
(それだけ本づくりに携わっている方々が正確な仕事をされてきたということなのかもしれません)
ところが先日、子どもに寝る前の読み聞かせをしていた際に
なんと、まぼろしと思っていた乱丁本に出会うことができたのです!
半年ほど前に全80巻を大人買いし
毎日、子が寝る前に1冊ずつ読んでいるポプラ社の「はじめての世界名作えほん」シリーズのうちの1冊を読んでいるときのことです。
読み聞かせながら、なんだか話がつながらないなぁ……という違和感を覚えたのでした。
ページ数も絵もうまいことつながらない……
読んでいる文章と隣に描かれた絵もつながらない……
これはもしや……乱丁本!?
きょとんとする子(体力お化けなので赤ちゃんの時からほんとうに寝ない。寝るまでに1時間はかかる)を興奮させないように心のなかで母は叫びました。
いつも同じ話を2回読んで寝るというルーティーンなので、
2回目は本のページを行ったり来たりしながら
どのページが次に来るかな? と子と一緒に考えながら読みました。
(昔、通っていたお受験塾で話のつながりを考えるみたいな演習があったなーと母は古い記憶がよみがえりました)
息子も楽しそうに考えていました。
本の最後には「乱丁・落丁本はお取り替えいたします」というあのフレーズがありました。
問い合わせをすればしかるべき対応をとってもらえるのだと思いますが
交換してやっと出会えた乱丁本とお別れしてしまうのが惜しく、
母はまだ出版社へ連絡を入れられずにいます。
おしまい。
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