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暮らしと健康を理解する

真鶴暮らしがはじまって、無事に半年が過ぎました。
そして、仕事の場を開業して2ヶ月が過ぎました。

少しづつだけれど、町の中に知り合いが増え、整体院として開いた場へ来て頂いております。
有り難いことです。

整体といえば、健康をつくる事がお仕事です。
しかし、本来は健康をつくるのは身体の持ち主の仕事で、整体師はそのサポートがお役目なのです。

何が言いたいのかというと、
健康は誰かが「健康にしてくれる」というモノではないのです。

暮らしは重要な場である。と前回の「まもなく半年、コロナの中船出した私の今」に書いたのですが、その重要性が更に深まりました。

暮らしの中には、自身を整える場がたくさん存在しています。
衣・食・住はその代表的な3つの要素であるのは誰もが知っている事だと思います。

例えば衣。
暑かったら、汗を吸い取ってくれる衣類を選んだり、寒かったら、保温性のある衣類を選んだりします。
例えば食。
1日のリズムに合わせたメニューを選択したり、季節に取れるものをその季節で味わう事を選択したりします。
例えば住。
太陽や風向きを読みそれを取り入れたり取り除いたりの選択をしたり、その土地にあった素材やデザインを選択したりします。

暮らしの中にある衣食住は、私たちの生活のリズムをつくり、健康なカラダとココロのリズムをつくる大切な要素なのです。

そんな重要な役目がある「暮らし」を、私はまだまだ疎かにしていたというコトに気がつきました。
段々と暮らしが大雑把になり、段々と気が緩んでしまっていた事を反省しました。
真鶴へ引っ越して来て「暮らしが整った」とは言ったものの、それはまだ序章に過ぎませんでした。
整った暮らしを維持する為には持続可能でなくては意味がないのです。それには、身近な事からコツコツと続ける楽しさが必要となります。

例えば、
朝起きたら、まず太陽の光を浴びてからスマホを見る。とか、
食事を作る時は、物草になって体を捻ったりするのではなく、必ず体の正面で作業をする(所作を美しく保つ)。とか、
歯を磨く時は、歯の一本一本を丁寧に優しく磨く(歯磨き粉を使わない、歯ブラシを長持ちさせるなど節約にもなる)。とか、
カラダが疲れず一番楽な姿勢を意識し捉えて維持し、美容にも役立てるとか、

改めて暮らしの一つ一つを丁寧に行って観ると、1日はあっという間に終わってしまう事が分かりました。
そうなると、余計な事をやっている暇がない!のです。
すると、必然的に余計な事が省かれていき、暮らしがシンプルになっていきます。

暮らしを丁寧にし、暮らしの質を上げていく。
これだけで、カラダとココロのバランスが整い、生き方が豊になっていくと観じています。
今まで見えなかったものが見える様になり、小さい幸せがたくさんある事を知り、感受性がより豊になり、感覚もより鮮明になり、感性に磨きがかかっていくのです。
暮らしがこんなにも豊だと知ると、毎日がとても楽しくてなりません。
もっと前から丁寧に暮らしていけばよかった!なんて思いましたが、この真鶴へ引っ越して来たおかげで、ここまで意識を深める事が出来たからこそ、気づいた事なのだと思います。

私たちは暮らしの延長上に仕事をつくっていったけれど、その仕事は健康の手助けで、結局は暮らしの手助けなんだと思いました。
健康と暮らしは、別々に存在するのではなく、暮らしの中に健康があるのです。
自身と向き合い、暮らしと向き合う。更には、パートナーと向き合い、家族と向き合う。
それをせずに、無意識に暮らしていては何もかも見失ってしまうのではないでしょうか。
何故なら、暮らしが無意識ならば、健康にも無意識になり、生きることまでもが無意識になってしまうからです。
だからこそ、暮らしの重要性の理解を深めていく事は本当に大切なのだと分かりました。
今後も更に、暮らしを丁寧にし、暮らしの質を高め続け、どの様な変化が起こっていくのかを実験していこうと思います。

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