スポーツ中継も鮮度が大事ちゃう?
スポーツするのは苦手(というか下手)だけど、見るのは昔から好きで、ここ数年はフィギュアスケートが大好きでよく見ています。
シーズン中、1~2回は実際にリンクに行ってへっぴり腰で滑ってみるのですが、なんでここであんなに速く滑って回って飛べるのか? あの人たちに重力というものはないのか? と頭にいっぱいハテナを作って帰るのが常です。
フィギュアスケートってスポーツなんですよ。
だからこそ解せないのが、テレビでの試合中継です。
野球やサッカー、大相撲のように粛々と試合の模様を流してほしいのに、途中途中で煽りVTRを入れたり、過去の演技映像を差し込んだり余計な演出を加えられ、下位選手や海外選手の演技をカットされるのにがっかりして、今年からはテレビ放送ではなくライブストリーミング(以下ライスト)を見ることが増えました。
現地で流れる音楽と拍手と歓声のみで解説や実況がないこともありますが、それはそれで現地で観戦しているような気持ちになれるので、私は気にしません(しゃべりすぎな実況よりはずっといいです)。
野球ならイニングの間、サッカーならハーフタイム、大相撲なら中入の時間に振り返りや後半の展望を解説しますよね。スケートも整氷の時間があるからそこですればいいのになぁって、中継シロウトは思うわけですよ。
生中継で突然過去映像放り込む時間があったら、今競技してる選手を見せてほしい。バックヤードの映像よりひとりでも多くの選手を見る(知る)ことが競技のおもしろさを伝える最善の方法だと思うし、フィギュアのように(ジャンプやスピンなどの)同じ技でも滑る人によって見せ方が全然違う競技なら、いろんな選手を見るのが一番おもしろいと思うんだけど、どうも中継する側の人は違う考えのようで。
この純度100%生中継じゃないストレスと、ライストの不安定さを天秤にかけて私は後者を選んでいるわけです。
テレビ局にもいろんな事情があるんだろうけど、その事情についていけない視聴者が増えていることが、昨今のテレビ離れというやつの原因のひとつであると個人的には思います。
スポーツは瞬間瞬間の輝きを見たい。「観戦」だから。どんなスポーツでも選手と一緒に戦いたいんですよ、ファンは。だからこそ鮮度を大事にしてほしいなって思うんです。特定の選手だけでなく、すべての選手を尊重して放送してほしいです。
木曜日からやっている四大陸選手権は、フジテレビが運営する動画配信サービス「FOD」がライブ配信をやってくれていて、時々フリーズする以外はとても快適に観戦できました。本当は地上波生中継がよかったけど、せめてもの選択肢を残してくれたのは感謝したいです。
3月の世界選手権は日本との時差13時間のカナダ開催。深夜早朝のテレビ生中継は望めません。だから今日からは世界選手権もここでライブ配信してくれますようにと祈る毎日です(世界選手権のテレビ中継もフジテレビです)。
そしていつか、ペアやアイスダンスも地上波(百万歩譲ってBSでもいいよ!)生中継で見られるのが普通になりますように…言霊言霊!