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初恋は幼稚園 #エッセイ

幼稚園の頃に
付き合っていた(と幼稚園児に対して表現するのはなんかムズムズするが)男の子がいた。

ドキッ⭐︎ とか
きゅんっ♡ とか

そういうのもまだあんまり知らない
ちーちゃなちーちゃな初恋だ。


ちゃんとした恋愛感情で言えば、
「初恋」は小学生の頃だし、
「好きな人と付き合いたい」とか思い始めるのは
中学生になってからだが。

それでもなんでか、
その男の子と両思いだったのだ。

おじいちゃんイヌ🐶みたいな雰囲気の子だった。


幼稚園の初恋は、
どうやって始まったかまで覚えていないが

葉っぱとってくれた🍃

っていうのに対して
「すきっ」て思った記憶はある。
幼稚園児だからな。


一回だけ、
明確にドキドキした記憶がある。

バレンタインだ。

その子のおうちに
母と2人で行って、
ハート型の、キャラクターものの、
買ったチョコレートをあげた。

扉の前でめちゃくちゃ心臓が
どっどどどっどど鳴ってた。

あと、「アパート」ってもんを
初めて見た。


無事渡せて、
その子は受け取った途端玄関で食べてた。

2人ともきんちょうしていて
顔が笑ってない。


その子との記憶は、そこまでだ。

そのあと確か、引っ越していったんだったかな。

けれど、別れを惜しんで泣いた覚えも
悲しんだ記憶もほとんどなくて、

あんな子いたな〜(о´∀`о)

という思い出だけ残ってる。




私の初恋は、
やはり一応、幼稚園だったらしい。

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