「〇〇菌~w」ってやつ #エッセイ
小学校で、
若干周囲に嫌われている子の持ち物とか、
その子自身に触れた時
って言いながら、
鬼ごっこのように周囲にタッチして回す
からかいがあった。
(あらためて文字にして書くとめっちゃひどいな。)
私は教室で
なんとなく、その動きを見ていると
と感じていた。
実際にはないものを、
さもあるかのように見せてからかうのは悪質だけど
自分がタッチされた時にどこか、
本当に何か嫌な菌がついたような気がしたんだ。
でも、それ広めんのは
シンプルにヤダな~と思って
当時の私はこうした。
♪『Let it go』サビ歌いだし、「ありの~♪」のモーションで
”〇〇菌”を天に飛ばしてみた。
そうやって口にしてみると
「何か嫌な菌がついたような気」
が、リセットされた気がした。
するとクラスメイト、
をい。
なんか、集まってきたぞ。しょうがないな。
クラス中の “〇〇菌"、全浄化完了。
誰も、 “〇〇菌"を保菌していない状態になった。
……これでよかったのかしら。
かばう気持ちとか、なんとかしようという正義感よりは
自分の正直な「嫌だな」という気持ちを、
一番「なんでもない」状態にできるアクションを
やってみただけなんだよな。これ。
〇〇くんは、傷ついただろうか。
それとも、
嫌な気持ち、少しは浄化しただろうか。
正しさを模索するわけではないけれど、
今でも時々、思い出すんだよな。
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