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3_「学習の目的」の解剖図鑑。

こんにちは(^^♪ ナビたろうです。このたびは「ナビたろうの学習相談室」にアクセス頂き、有難うございます。心より御礼申し上げます。このマガジンでは「まなぶ技術」を丁寧に、分かりやすく、お伝えしていきます。前回記事はこちらになります。

今回は第3回目。前回の「学習MAP」の最初の要素、「学習の目的」について、さらに深く「解剖」していきたいと思います。レッツゴー!

「学習の目的」とは?

前回の記事で書いたように、学習の目的とは「船旅の目的地」です。冒険の最終地点をまず決める必要があります。目的やゴールが決まらないことには、船は出発することができません。同じように、目的が決まらないと、人は動き出すことができないのです。

このことは当たり前ですが、意外にも、目的が決まらずに「動き出す人」「子ども」はたくさんいます。とにかくやってみよう!、というノリではじめてみる訳です。当然、そのような「ノリ」が長く続くはずはありません。そのような「ノリ」は多くの場合、3日と経たずに終わってしまいます。そこから「三日坊主」という言葉も生まれてくる訳ですね。

学習を始める時には、まず「学習の目的」を決めましょう。繰り返しになりますが、これは「とても重要」なことです。学習の目的が決まらない場合、学習を進めるべきではないと言ってもいいくらいだと私は思っています。目的なくして、行動はありません。

「学習の目的」の解剖図鑑

さて、そうゆうことで今回のテーマは「学習の目的」です。「学習の目的」を解剖していきましょう。「学習の目的」はどのようなもの(内容)によって構成されているのでしょうか。

①夢

 学習の目的をひとつずつ解剖していきましょう。ひとつめは「夢」です。「夢」という言葉を使うと、最近の子どもは「夢なんてありません!」と言い返してきますが、そこまで大それたものではなく、ざっくりとした「目的」を意味します。目的とはつまり、あなたの人生でどの方向に向かいますか、という問いに対する答えです。

 子どもを例にすると「お医者さん」が最も明確な例です。実際、お医者さんになりたい子どもの大半は「親がお医者さん」であることが大半ですが、それでも「医者」を「夢」にしていることには変わりません。なぜその夢を持ったのか、その背景も大事ですが、ここで大事なのは、そのような「目的」「夢」が明確にあることです。

 よくあるケースは、〇〇大学合格を目的に据えるケースです。私は体験上ですが、それは学習の目的としては「弱い」と思います。〇〇大学合格をなぜしたいのか、その上のレイヤーである「目的」「夢」が必要です。なぜなら、そのような「夢」「目的」が最終的な学習の原動力になるからです。

②進路

 次に「進路」です。進路とは、目的や夢を実現するために必要な「学歴など」を意味します。お医者さんになることが目的であれば、医者になるために必要な知識や技術を習得しなければなりません。そのような知識や技術を習得するためには「学校」に通う必要があります。そのための学校とは、大学の医学部です。

 医学部にもさまざまあります。国立大学の医学部もあれば、私立大学もあります。防衛大の医学部もあります。あるいは、日本ではなく、海外の大学を受験するケースもあるかもしれません。医者になるという目的を達成するための「進路」は複数あるのです。これは、医者に限らず、どんな業界でもそうでしょう。

 よくあるケースは「医者になるには〇〇大学しかない」と考えるケースです。これは「ブランド志向」のご家庭に多くあります。医学部は〇〇大学しかない!、という考え方です。これは、あまり良くないと思います。結局はそこに合格しないケースも多々あります。進路はあくまでも「目的」を達成するための「手段」ですので、手段に対してのこだわりは、それほど持たなくても良いのです。

③試験名

 最後は「試験名」です。学習の目的の「最後の仕上げ」といってもよいでしょう。目的や夢が決まり、それを実現するための進路が決まったら、最後は「試験」を決めます。試験とは、進路を実現するために必要な超えるべきハードル、です。医学部に入学するためには、医学部に入るための「試験」に合格しなければいけません。

 試験というと、多くの人がアレルギー反応を示すものです。面倒くさいもの、というイメージが強いのでしょう。しかし、試験に合格したら入学できる、という仕組み(システム)は実はとても素晴らしいものなのです。

 一昔前、日本が近代化する前は、誰もが「望む職業」に就けた訳ではありません。例えば、家柄や出自がその人の人生の大半を決めていました。士農工商と言う言葉もあったように、身分は階層化され、それが固定化されていたのです。個人の力や努力では、どうにもならなかったのです。

 それが近代化し、民主化され、変わっていきました。今では誰もが望めば、試験を受けることができ、その試験に合格すれば、希望する進路を歩むことができます。これは、非常に大事なことです。試験の本質は「その試験に合格すれば、誰でもが望む進路を手に入れることができる」というところなのです。この仕組みを作り上げるために、長い時間がかかってきたのです。

まとめ

 さて、今回は「学習の目的」についてまとめていきました。ポイントは以下の4つです。

1 学習の目的は最重要
2 要素① 夢
3 要素② 進路
4 要素③ 試験名

今回の記事のポイント




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