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『顧客第一』の教育業界へ(まなびの相談窓口のチャレンジ)

こんにちは!本日も最近感じていることなどを備忘的にまとめていきたいと思います。時間がある方はぜひお付き合いを!

さて、今回はまなびナビの新しい挑戦「まなびの相談窓口」について。この新しい取り組みを通して、何を成し遂げていきたいのか、その点について書いていきたいと思います。

「まなびの相談窓口」とは?

まなびの相談窓口は5月4日にオープン予定。稲城長沼駅の高架下にオープンするSHARE DEPARTMENTの一画に入ります。地域の人たちが気軽に「学習」「教育」について相談できる窓口です。

オープンチラシ

稲城店を第1店舗目とし、今後、東京や関東、そして全国へとこの窓口店舗を広げていく予定です。3年後に「5店舗」、5年後に「10店舗」、10年後に「30店舗」を目指しています。

この「まなびの窓口」をなぜ開店したのか。
その理由や目的は以下の3つです。

目的①「ユーザーファーストの教育業界」へ変える

 ひとつ目の目的は「ユーザー(顧客)ファースト(第一)の教育業界」に変えていくことです。私は新卒で教育業界に就職し、約10年間この業界で働いてきましたが、まだまだ「事業者都合」「会社都合」の色合いが強い業界だと感じています。教育業界、特に学習塾は少子化による影響を大きく受けています。顧客の数が少なくなるということは、ひとりあたりの単価を上げるしかありません。少子化で子どもの数が減るなか、学習塾市場がそこまで縮小せずに維持できているのは「顧客単価を上げている」ことが大きな要因です。
 単価を上げるということは、いかに自社のサービスに対して高い費用を払ってもらうか、ということに尽きます。そのために教育業界の各プレイヤーは日々、しのぎを削っています。これは教育業界に限らず、他の業界にも通じる構造なのかもしれませんが、そのような「構造」のなかで、「ユーザー」「顧客」視点が薄くなっていっているのではないかと感じます。

 まなびナビの「まなびの相談窓口」は気軽に誰でも無料で相談できる窓口です。例えば、塾選びに迷っていて、どんな塾に行ったらよいか分からない。そもそも、塾ってどんな種類があるの。そんな疑問にも丁寧にお答えします。進路、進学に悩んでいる方なども相談可能です。医療の世界に「セカンドオピニオン」があるように、教育・学習の世界にも「第三者」「客観的」にアドバイスを受けられる場が必要ではないかと思っています。実際、お子様のタイプ的に会わない学習塾に対して、高額な費用を払い続けているご家庭もたくさん目にしてきました。そのような「ギャップ」を防ぐためにも、窓口ではまなびのプロが「中立的」「客観的」な学習、教育アドバイスを提供します。


目的②「まなびナビゲーター」がいる世界を当たり前に

 ふたつ目の目的は「まなびナビゲーター」がいる世界を当たり前にすることです。まなびの相談窓口では学習や教育のプロ、通称「まなびナビゲーター」が相談を担当します。今後、子どもの発達や療育、幼児教育、保育園選び、学校選び、キャリア、各種受験、教育費に関わる相談など、子どもの子育てに関連する多様な相談ができる体制を整えていきます。各種の相談の専門家に相談できる場所になっていきます。

 「まなびナビゲーター」はひとりひとりのお子様に最適な「学習機会」を提供します。学校の先生や塾とは異なる視点で、そのお子様に本当に必要なこと、長期的に見て必要な教育機会を提案します。提案の選択肢は「民間サービス」「NPOの支援」「地域団体」「エドテク教材」「行政の制度」など、社会に存在するすべての教育リソースです。ナビゲーターには、社会の教育リソースを網羅的に把握し、そのなかから目の前の子どもに対して最適な「まなびの機会」を提案します。ナビゲーターに求められる能力、スキルは今までの教育業界で働く人材とは別のものです。

 そのような新しい専門性(ナビゲーション能力)を持った人たちをたくさん作っていくこと、育てていくこと。そして、地域のひとりひとりの子どもたちの学習や学びを支えていくことが「相談窓口」の役割です。


目的③「オンライン学習」を当たり前に

 目的の3つ目は「オンライン学習を当たり前」にすることです。まなびナビのメインのサービスは「オンラインサポート」です。子どもたちは自宅から「オンライン」を通して、学習のサポートを受けることができます。サービス内容は下記のURLを参照ください。

https://mana-navigation.com/

 コロナの感染回避をきっかけに「オンライン学習」が全国的に広がりました。しかし、実際に「オンライン学習」を上手に使いこなせている子どもはそんなに多くありません。あるデータによると、オンライン学習の効果が高いのは「元々の学力が高い子に限る」ということも言われています。もともと、勉強が苦手な子、嫌いな子に対しては「オンライン」はフィットしないのではないか、とも言われています。実際、大学受験業界はすでに市場の半分以上が「映像授業化」していますが、映像授業で「学力」が向上しやすいのは「元々の上位層」です。

 しかし、これからの時代を生きていく子どもたちにとって「オンライン学習」を使いこなせることは「重要なスキル」だと思います。リアルとオンラインを「学び分ける」こと、それが大事です。それは「上位層」だけではなく、すべての子どもにとって大事なことです。まなびナビは「すべての子どもたち」の学習の選択肢に「オンライン」を取り入れるためにサービスを提供しています。相談窓口においても、ご希望に応じて「オンライン」での学習を説明、提案させて頂きます(まなびナビ以外のオンライン教材、オンラインサービスも提携を進めています)。

終わりに

 まなびの相談窓口は、既存の教育業界には存在しない、全く新しいビジネスモデルです。おそらく、既存の教育業界のプレイヤーからは出てこない発想のビジネスです。アイデアとして出てきても、実際に作るのは難しいでしょう。だからこそ、教育業界を変えていけるポテンシャルを秘めていると思っております。これから先、10年後、まなびの相談窓口が地域の当たり前の存在になり、ひとりひとりの子どもにナビゲーターが寄り添っている。そんな世界を目指して、頑張っていきたいと思います。ぜひ、お近くにお越しの際はお立ち寄りください!

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