Lux, continued | 灯り、続ける

Lux ルクス: あかりの照度の単位。lx。

*内容注意:この記事は自殺について話します。
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たくさんの変動があった2020年。
いろんなことを考え、いろんな思いを巡らせ、感性が深く広くなり、先の見えない絶望を感じ、その無と閉塞感の中でどう前に進むか悩んだ人々が多いと思います。

「10月、自殺によってコロナの10か月間よりも多くの日本の命が奪われる」
CBS newsがこの見出しを出した時、海外メディアは衝撃を受け、私自身、どうしようもない悲壮感でいっぱいになりました。

メンタルヘルスに対する偏見があるのも事実である。
日本は二つのパンデミックが起こっているといわれる。
「コロナパンデミック」と「メンタルヘルスパンデミック」だ。

私自身、2019年に友人の突然の自殺後、自分で自分の命の炎を消してしまう行為について色々な思いを巡らせた。

コロナで3月にこの一年の企画、舞台、ミュージックビデオ、全て没になり、ビザもどうなるかわからず、この先が見えないということ、絶望感、明日も明後日も来週も楽しみなことがないという閉塞感に押しつぶされそうになった時、

ほんの少しだけ、
自殺を選んでしまう人々の心のうちがわかってしまった気がした。

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蝋燭を灯し続け、蝋を一生懸命に燃やしていてもこの蝋がいつまで持つかわからない不安、思い切って吹き消してしまおうか、いや、吹き消してはいけない、でもこの先灯し続けていけるほどスタミナがあるのか。
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なんとなく自分は長生きしないような気がしていて、
でも12月に75歳の田中泯さんの踊りを見て、誠意いっぱい長く生きたぶん刻み込まれた皺と厚い皮膚と重力感と底力をみて、私もあの年齢まで生きてみたい、その年と経験から見える世界がどんなものなのか、そちらの世界が見たいと強く思った。思えた。

コロナによって自分の意志ではなく蝋燭の灯りが消えてしまった人もたくさんいた2020年。消えそうになる灯りを一生懸命残りの蝋と酸素で灯し続けようとする蝋燭を持つ人たちもたくさんいる。2021年はこの一年で学んだこと、思い知ったこと、継いだ思い、それらを生かして、歩ける者たちが前をみて拓いて歩いていかないと2020年の悲惨は繰り返される。

消そうか消さないか悩んだ者も、
しっかりと朗々と蝋を燃やし続ける者も、

灯りを続ける、続けた者たちとして、一緒にここから前へ前へ開拓していきましょう。
草木はまた緑色を取り戻し、花も咲きます。
また、春がきます。

大変な一年だった。
でも、あなたが生きててよかった。
私も生きててよかった。

一緒に、2020年と2021年の架け橋を渡りましょう。

I would rather listen to you talking than attending your funeral.

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


メンタルヘルスについて相談窓口

よりそいホットライン 0120-279-338
いのちの電話 0120-783-556
チャイルドライン 0120-99-777
子供のsos 0120-0-78310

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ありがとうございます!これからも発信していくので待っててくださいね!
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自分に正直に生きることは彫刻家のように素材を丁寧に削って自分という作品を作り上げること。 自分に正直に生きることはふるいにかけながらも自分を理解して関係を深めていける人間と出会える可能性を開いていくこと.