見出し画像

博多~広島間は30分では移動できない【野球観戦記録】

1.無謀な計画

私は野球と旅行が好きだ。

野球は阪神タイガースが好きで、最近は東北楽天ゴールデンイーグルスにも興味がある。
仕事の都合上、夏休みを長くとれることになったため、旅行も兼ねて野球観戦に行くことにした。

2022年8月5日~7日は、阪神は広島のマツダスタジアム、楽天は福岡のPayPayドームで試合があることを知った。
休みは8月6日からだったため、6日と7日で試合を見に行くことに決めた。

8月7日は

  • PayPayドーム(福岡)   13:00~

  • マツダスタジアム(広島) 18:00~

という試合開始時刻だったため、試合が3時間ちょっととして、以下のようなスケジュールで行けると考えていた。

  • 13:00 PayPayドーム(福岡) 試合開始

  • 16:15 試合終了

  • 17:00 博多駅着

  • 17:10 博多駅から新幹線に乗車

  • 17:40 新幹線で広島駅に到着

  • 18:00 マツダスタジアム(広島) 到着・試合開始

このスケジュールを人に話したところ、「新幹線の時間に無理がないか?」とツッコまれた。
今までにこの区間は数回乗車しており、感覚的には30分だったのだ。
しかし、乗り換えアプリを見ると、明らかに1時間かかると書かれている。

このとき、私は初めて知った。
「新幹線で博多~広島は30分で移動できない」と。

2.8月6日 PayPayドーム

8月6日、新幹線で新大阪から博多まで移動した。
ちなみに2時間半くらいである。

人生で初めてPayPayドームに来た。
ソフトバンクグループだからか、完全キャッシュレスを実施していたり、ドーム内に充電スペースがあったりと、最先端であった。

キャッシュレスデーだった。
ただ、PayPayへのチャージのためにATMに長蛇の列が……。
無料で充電ができる。USBコンセントもあるのでプラグがなくても安心。

アイマスのイベントの日だったようで、声優さんの始球式やビジョンにキャラが登場したりして面白かった。

アイマスコラボ

この日の楽天の先発は田中将大投手。

田中将大投手

ただし、楽天はソフトバンクのピッチャー陣を打ち崩せず、9-1という結果で負けてしまった。

甲斐野央投手

遠征や旅行の時は、できる限り地元のグルメを食べたいため、夜は福岡発のローカルチェーン「牧のうどん」でうどんを食べた。

牧のうどんの肉うどん

3.8月7日 PayPayドーム

3.1.試合開始

この日の先発は2勝目を狙う若手の藤井聖投手だった。
対するソフトバンクは松坂世代のベテラン和田毅投手。

藤井聖投手
和田毅投手
又吉投手のパイナップルソーダ。とてもおいしかった……。

この試合に関しては、試合開始時点から「とにかく早く終わってくれ」と祈っていた。
広島で18:00から阪神を応援する予定があるのに「広島へは30分では行けない」ためである。

3.2.推しの一軍昇格

PayPayドームのイニング間にスマホを見ていたところ、「小林慶祐投手が一軍に合流しています!」というツイートが流れてきた。
小林慶祐投手は、私が最も応援している選手である。
2022シーズンはまだ一度も一軍に上がることができていなかったのだが、例の感染症の影響で選手が足りなくなり、急遽呼ばれたようである。

ある選手が陽性になってしまったことは非常に悔しいし、その代わりの昇格なので喜んでいいのか悩んだが、二軍の中で昇格の一番手であったということは素直に嬉しかった。

そんな複雑な感情を抱えながら、「これはPayPayドームの試合を切り上げて、急いで広島に移動したほうがいいのではないか?」と思うようになった。

3.3.逆転と初勝利の権利

そうこうしているうちに、楽天のピッチャーは宮森智志投手に交代した。
宮森投手は、この試合の少し前に育成から支配下登録になったばかりである。

宮森投手

その後、楽天は島内宏明選手のタイムリーツーベースなどで逆転に成功した。

フルスイングでヘルメットが飛んでいった島内選手。
この後タイムリーを打った。

ここで、「このままいけば、宮森投手がプロ初勝利なのでは」ということに気がついたのである。
そうなると、さすがに試合終了まで見なければいけない……。

3.4.楽天の推しの登板

楽天を応援している理由の一部、いや大部分に、西口直人投手を応援したいというのがある。
西口投手は勝ちパターンの8回を任されていることが多いため、前日の試合では見られなかったのである。

この日の西口投手は、満塁になったものの、無事0点で抑えていた。

西口直人投手

3.5.試合終了

2-7で楽天が勝利し、宮森投手がプロ初勝利となった。
育成指名から苦労してここまで来たのかな…よかったね…、と思いながらインタビューを聴いた。

もちろん初めてのヒーローインタビュー

4.博多から広島まで移動…

ヒーローインタビューの時点で、時刻はもう16:30である。
PayPayドームから博多駅までもバスで20分くらいかかる。
結局、PayPayドームからのバスは16:50に乗り、博多駅に17:15に着き、新幹線に乗車したのは17:30である。

当初の予定では広島駅には30分で着くので、18:00着のはずだが、1時間かかったので18:30着となった。

どうせ試合開始に間に合わないから、ということでホテルに荷物を預けたり街中を歩いたりしながらマツダスタジアムに向かった。

広島市内のマンホールのふた

5.8月7日 マツダスタジアム

結局、マツダスタジアムに着いたのは19:00ごろとなった。
しかし、点を取ったり取られたりの試合だったため、まだ3回裏であった。

この日の試合は内容が盛りだくさんであった。
ロドリゲス選手とロハスJr.選手のホームラン、中継ぎ陣の活躍、島田海吏選手の勝ち越しタイムリーツーベースなどなど……。

ロドリゲス選手
ロハスJr.選手。ホームランの際にもらえる「虎メダル」をもらって嬉しそう。
守備で助けてくれた近本選手にお礼を伝える島本投手
大きめのうなぎポーズをする島田選手
この日はカープの秋山選手の日米通算1500安打も出た

そして、この日は5-7で阪神が勝利し、K.ケラー投手のNPB初セーブが記録された。
ケラー投手は来日後初の公式戦の登板で結果を残せず…ということがあったので、より感慨深い初セーブであった。

初セーブでキャッチャーの梅野選手と喜んでいるケラー投手

この試合は非常に満足度の高い試合だった。
両チームとも、ピッチャーもバッターも活躍しており、見どころの多い試合であった。
本当に来てよかったと思う。

6.旅の終わり、反省

翌日、広島市内を少しだけ観光した。
福屋という広島の百貨店を覗いてみたり、広島のお好み焼きを食べたりした。

チーズたっぷりのお好み焼き

過酷(?)な遠征の旅もこれで終わり。

今回は8月7日の2試合目が4時間にも及ぶスローな試合だったからよかったものの、「1試合目が延長で5時間、2試合目がスムーズな試合展開で3時間未満」なら確実に詰んでいた。
今後は無茶なスケジュールは組まないように気を付けたいと思った。

とはいえ、短い夏休みの間にあと3試合の観戦が残っているのだが……。
(またこの話もどこかで書ければと思う。)




この記事が参加している募集

#スポーツ観戦記

13,593件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?