イレギュラーの連続と決意
3泊４日の沖縄旅。
1ヶ月前から計画していたその旅は、前日の23:30のタイミングでへし折られた。
台風による欠航だった。
めちゃくちゃショックだった。
電話がかかってきて、彼女の悲しそうな声で欠航を知った時には、何ともやるせない気持ちになった。
心の底から楽しみにしていたであろう沖縄旅に、彼女は涙を溢しているのが電話越しに伝わった。
別の便を探すも、早朝しかなく、今出たところで間に合わなかった。まあ、行けたとしても台風に揉まれて海にすら入れないだろう。
どうしようもできないことが悔しかった。
実は、台風が接近していることと天気が悪くなることは少し前から知っていた。
だから、万が一があった時、どうにかできるように、頭の中だけで何となく別の手段をイメージしてた。
「もしダメだったら、愛知(僕の実家)に連れて行こう」と。
このタイミングで彼女に伝えた。
「俺、もしかしたらこうなるかもって思ってて、そしたら愛知行こうって思ってたんだけどどうかな」なんてふうに伝えたら、
「もっと先に言って欲しかった」言われてしまった。ごめんよ💦笑
繊細な彼女は、頭の切り替えに時間がかかるから、そこに気を遣えなかったのはごめんなさいだ。後から、ここのシーンに関して2人で話し合えたのはすごく嬉しかった。ごめんね。そしてありがとうね。
なんかかんやあって、
じゃあもう切り替えて愛知行こう！ってなって、
いざ家族に連絡したところ、悲報が返ってきた。
姉の体調不良だ。笑
このタイミングでやめてくれよ、、、。
こんなカッコつけて言ったのに、また悲しませてしまう。ダサいなあ自分は。。笑
急いで別の手段を探して、
1日目はレンタカーを借りて海デート
２日目はサプライズでディズニー
3日目、4日目は様子を見て検討
こんな感じで計画し直して、その日は眠ることにした。
次の日になって、朝から彼女と合流した。
何も言わずに抱きついてくる彼女からは、会えた嬉しさと沖縄の悲しさが両方伝わってきた。
よし、絶対に楽しませる。
誓ったぼくは、張り切って海に向かった。
少しずつ元気が出てきた彼女は、水着に着替える頃にはるんるんだった。
よかった、順調だ。
そしてそのタイミングで、親から朗報の電話。
母📞「3日目、４日目だったら、姉も元気だろうから、愛知来ていいよ」。
最高だ。軌道に乗ってきた！！
このタイミングで明日の話にもなり、ディズニーに行くことを伝えた。
めちゃくちゃ喜んでくれた。
嬉しかった^_^
そして海！
幸せ！エロい！セクシー！魅力的！大好き！
彼女に見惚れまくった海デートは本当に幸せだった。
。。。
が、しかし、、、
もう起承転結には収まらない出来事が続く。
海デートの帰りのことだ。
昨日からお互い寝不足で、海にも入って疲れていた僕らは、レンタカーをなんとか返すために帰っていた。
生憎、帰宅ラッシュの時間で、渋滞している。
徐々に眠気が襲ってきて、ついにピークを迎えた。
注意散漫になっていた自分は、前の車が止まったことに気づかず、そのまま突っ込んでしまった。事故ったのだ。
「バンッ‼️」
渋滞でスピードはあまり出していなかったものの、相手の車と自分の車にはしっかりと傷ができてしまっていた。凹んだ部分もある。
初めての事故と、彼女を危険に晒してしまったことに対して、とてつもない罪悪感と後悔が遅い、パニック状態になった。
ごめんね、ごめんねと何度も謝る僕に対して、必死に大丈夫だよ宥めてくれる彼女。
恥ずかしいったらありゃしない。
でも、あの時は彼女がいてくれて本当に助かった。心を落ち着かせて、警察とやり取りとして、何とかその日は車を返すことができた。
明日はディズニーどころじゃないと本当に落ち込む自分に対して、大丈夫だよと声をかけ続けてくれた彼女には本当に助けられた。ありがとう。
家族にも電話をかけて、必死に謝ろうとしたが、むしろ怒るどころか元気付けてくれた。
みんなの支えがあって、ちゃんと元気を持てたよ。ありがとう。
もし、あの事故がスピードの出ていた時の衝突事故だとしたら、きっと無傷では済まされなかったはず。少しのミスで大切な人を失うことへの恐怖を心から思い知ったシーンだった。
教訓にして、次は絶対に気をつけます。
また乗るねと言ってくれる彼女が大好きだ。
そして、やっと２日目を迎えた。
ディズニーはもう最高だ！！
(盛大に寝坊かましたけど。笑)
あまり、ディズニーを深く知ってるわけではないけど、いろいろと彼女に教えてもらいながら、たくさんのアトラクションに乗った。
1番良かったのはソアリン！
感動した！めちゃくちゃいいぞあれ。
終わった瞬間に、自然と拍手が起きた。
これ読んでくれている人で、乗ったことない人はぜひ乗ってほしい。めちゃめちゃいいぞあれ。笑
他にも色々と乗ったり、写真を撮ったりと、幸せが続くディズニーデートだった。
夜には夜行バスを予約して、いよいよ愛知に向かう。
何とここでも悲報だが、今度は母が体調を崩して寝込んでしまった。
そのため、お家には入れず、犬の散歩と実家付近や名古屋の観光になった。
それでも連れて行きたかったし、行きたいと彼女も言ってくれて、予定通り向かった。
夜の長旅を耐え抜き、愛知に上陸！
愛知に来たはいいが、地元でのデート経験がなく、どこに連れて行けばいいかわからない。
色々考え、ジブリパークに向かうとするが、予約売切れに気付き断念。
あっという間にお昼になり、せっかくなので、美味しい牛まぶしを食べることにした。
めちゃめちゃめちゃ美味かった！
柔らかすぎるお肉と、美味しすぎるタレが最高だった。
お昼から贅沢したなあ。
ここから大須商店街に向かい、
かき氷を食べたり、たわいの無い会話をしたり。
夕方にはやっと実家に向かい、
父と姉とペットとご対面。
母には顔を見せることができなかったけど、それでも十分だ。
彼女を実家に連れて行くことは、僕の夢のひとつだった。こんなに可愛くて優しい自慢の彼女を、どうだ！僕の彼女だって家族に自慢できのが本当に本当に幸せだった！！！
そしてもうひとつのゆめ、それは
彼女と一緒に犬の散歩をすること。
我が家には可愛いハスキー犬が2匹いて、めちゃくちゃ可愛い。
1匹ずつリードを持って散歩に出掛けて行った。
もういっそ時間よ止まってくれと思うほど、
幸せな時間だった。
なんか結婚したくなった。
彼女もだいぶ満足そうで、すごく嬉しかった。
いろんなタイミングで、もう私沖縄旅行よりこっちでは良かったと口にしてくれていて、心の中で沢山沢山ガッツポーズをした。
その日はホテルを予約して、
2人でベッドに入った。
そこでは、怒涛の３日間を互いに振り返った。
初めはあんなに悲しんでいたところから、気づけば最高の旅行になっていて、やっぱり彼女といると幸せな気分になれるなって思った。
どんな状況でも、2人なら無敵だなって本気で思えた！ありがとう。
全体を振り返ると、今回は嫌なことが少なからずいくつかあった。
まず1番に、沖縄に行けなかったこと。
本来ならめちゃくちゃ落ち込んだはずだ。きっと今でも。
でも、実際にはこっちの方が良かったと言ってもらえるくらいいい旅ができた。
こうやって、最初は嫌だなって思うことも、結果的には良くなったりする。これって、何かの意味があるんじゃ無いかなって思う。
だから、事故ったことも、逆に彼女いてくれたから冷静になれたし、あの小さい事故で次はもう気をつけるって誓うことができた。これにも何かきっと意味があるんじゃ無いかなって思う。
良いことや良くないことはこの先も起きるけど、それはきっと何かを意味していて、自分やその周りの人のために必要なんじゃないかななんて総じて思うわけです。
何はともあれ良かった。
ありがとう。
最終日は、
あれを食べなきゃ帰れないと、無理やり連れて行った、
そう、味噌カツだ。
愛知に来たからには味噌を知ってもらわないとね笑
どうだろうとそわそわしていたが、良いリアクションが取れた！大満足みたい！
ついでにその日はスガキヤラーメンも食べてもらって、愛知の味を知ってもらった^_^
最後の最後に実家に戻って、犬に挨拶してきた。そして、電動キックボードに2人乗りして、田舎町を颯爽と走った。怒られないように、、、笑
いつも1人でランニングしていたコースを2人で走るとこりゃまた幸せな思い出になるわけで、もうすごい好き。笑
夕方には名古屋駅に向かって、高速バスにのって帰る。
寂しい寂しいと2人で嘆きながら、シクシクバスに乗って東京へ向かった。
道中は思い出を語りながら、浜松餃子を食べたりした。
バスの中の彼女も可愛い。あー可愛い。笑
楽しかった。良い旅行でした。
無事にお家までついて、彼女のお母さんからもありがとうと連絡が来た。
２日後には家族旅行があるそうで、なにかと心配されていたが、無事に返せて何より。
(事故のことは、彼女の親には伝えなくて良いと、彼女自身に言われた。もう車に乗せることを禁止されてしまうから。2度と事故らないように気をつけると誓い、彼女の言葉に甘えた。本当に気をつけます)
これで旅行の話は終わり。
総じて楽しかった。ありがとう。
さて、ここからは決意の話だ。
少し話は変わるが、今月の末には彼女の誕生日が待っている。ホテルはプール付きの良いホテルを予約して、ディナーもいいところをピックアップしてる。
予定では、プレゼントにロエベの財布を渡す予定だった。
しかしながら、困ったことに、事故による保険金の支払いのせいで、生活するお金も底をつきそうな状態である。
プレゼント代がいまのままでは買えないのだ。
どうしよう。貯金もない。
心の中でそう焦っていたが、それを彼女は察したのか、ふとこんなことを言っていた。
財布の話になって、
「最近は携帯ケースにカードや札を入れてるから、財布持ち歩かなくなったんだ。だから前からロエベの財布はほしいと思うけど、今はそんなにいらないかも」なんて言ってた。
みんなどう思います？？笑
このタイミングよ？
事故ったあとには、
私の誕生日は無理しなくていいからねなんて言ってくれたりもしていて、
もしかしたら、俺がロエベの財布を買おうとしてることを見越して、こんなことをポロッと言ってくれたのかなあって思った。
いやそうだよね。
本当にコンビニで、携帯ケースの話になって、そこからさりげなーく言われたの。
きっと彼女なりの優しさで、伝えてくれたんだと思う。
もう本当に大好き。愛してる。笑
けどけど、男してのプライドはどうか。
うん。めちゃくちゃ悔しい。
彼女にそんなふうに言わせてしまってとても悔しい。
こればかりは何とかしてプレゼントしたいと思う。
今月は保険金の支払いだけでなく、仕事でのコンサル代等、色々と出費がある。
元からピンチなのに、もうピンチlevel100
みたいになってる。
さあどうしよう。
このままだと本当に悔しい。
何としてもどうにかしたい。
今日は思い出を文に残すだけじゃなく、この思いをしっかりと決意に変えたかったため、このnoteに記録として残した。
やってやろう自分。
そして、いつもありがとう。
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