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娘と私。

こんにちは。

大阪はここ数日、
突然夏になったような暑さです。

そんな暑さの中でしたが、
今日は夫も所用があり不在だったので、
娘と2人で七夕まつりのイベントに
行って来ました。

家族3人の時間ももちろん大切ですが、
私は娘と2人の時間も好きだったりします。

前回は夫とのことについて書きましたが

今回はもう1人の家族、娘について。

私には5歳の娘がいます。
1人っ子です。

結婚してからなかなか授からず、
3年目でやっと妊娠してできた、待望の我が子。

だから私達夫婦にとっては、
可愛くて仕方ない存在です。

でもそれだけじゃなくて。

彼女は家族としても、1人の人間として
しっかりと存在感を示しています。


思い返すと、まずは赤ちゃんの頃👶🏻

泣き声が人一倍大きな子でした。

場所見知りも人見知りも激しくて、
家以外はどこに行っても大抵泣いていました。笑

でもその頃から思ってたのが、

こんな小さいのに嫌なものは嫌!って
意思を持って伝えられるんだ。

ということ。

もちろん当時は外出するのも本当に大変だったし、
どこでも大泣きするもんだから、
電車やバスを使わずに、
抱っこ紐かベビーカーで
ひたすら歩いて移動していました。

泣かれる度に、「またかー!」と思ったり、
予定通りにいかず凹むこともあったんですが、
それと同時に

この子はどんな環境でも
全身で自分の意思を伝えようとする
エネルギーのある子だなぁ

と、親ながらに感じていました。

娘のお宮詣りの時も神社の神主さんに、

「○○ちゃんの泣き声は神様によーく届いています!大丈夫です!今日で覚えてくれました!」

と言われたのが忘れられません。笑

そして時を経て、現在、5歳。

幼稚園の年長組になりました。
お友達も沢山できて、
毎日楽しく幼稚園に通っています。
年下の子のお世話をするのも好きなようです。

そんな娘は
なんか子どもながらに、筋が通ってる。

ブレない、と私は思うのです。

言葉に説得力がある。

例えば、先週のある日の朝。

うちはマンションなので必ずエレベーターに乗って階下まで降りて登園します。

そしたらその日乗り込んだエレベーターに、
ほんの少しの紙クズが落ちていました。

ゴミ袋から落ちたのか?
子どもが何か持って帰ってきて落としたのか?
それとも誰かが捨てて行ったのか?
それもわかりません。

それを見つけた時の私達の会話です。

娘「誰かこんなとこにゴミ落としてる。」

私「本当だねぇ、誰だろ、こんなところに」

娘「こんなとこに捨てたらダメだねぇ」

私「そうやねぇ。でも下に行ったら掃除のおじさんがいるから、言ったら片付けてくれるかな?」

娘「そういうことじゃないよ。
  おじさんが片付けてくれるからって、
  こんな所に捨てたらダメだよ」


……ぐうの音も出ないとはこれか。

私は思わずフリーズしてしまいました。

それくらい、娘の言葉が的を射ていて
その通りだな、と思ったのです。


こんな小さなゴミくらい
掃除のおじさんが片付けてくれるから良いんちゃう?って
私は心のどこかで思ってしまった。

でも問題はそこじゃない。

片付けてくれる人がいるからって、
ゴミはここに捨ててはいけない。

そもそもここにゴミがあるのがおかしい。

気づいた人が片付けても良かった。
私がそれを伝えても良かった。
いや私が拾えば良かったんだ。

朝から母、大反省です。笑

それくらい、娘は真っ直ぐに物事を見てて
おかしいと思ったら、おかしいと言うんです。

逆に、自分がすごく好き、
良いと心から思っていたら
躊躇わずにそれも伝えてくれます。

例えば、これも最近の話。

ある音楽番組を見てたら、最近流行りのガールズグループがいっぱい出てきて、
それを見ていた私達の会話。

娘「この人達みんな髪の毛長いね。
  ママもこの中入ったら髪長くする?」

私「どうだろなぁ?
  そもそもママはもうおばさんだから、
  ここには入れないよ。」

私のその言葉に娘の顔色が変わりました。

娘「ママはおばさんじゃない!!
  おばさんなんて言わないで!!
  誰よりも世界一可愛いよ!!」

こんな事を真顔で言ってくれるのです。笑

あまりの勢いに 
私はいつも戸惑ってしまうのですが。

娘はいつも私のことを何を見てもどこに行っても
「ママが1番可愛い」
「ママが誰よりも上手」
「ママが誰よりも世界一大好き」
と、言うんです。

それも私の機嫌を取るためとか、
お世辞でとかそういう雰囲気でもなく、
(もちろん、私が言わせてるわけでもないですよ。笑)
本気でそう思っているかのように言ってくれるのです。

そんな風に手放しで褒めてもらったり、
心から愛情表現してもらうということに
私が慣れていなくて。

照れ隠しもあって、「いやいや…」と、
つい否定してしまうこともあるんですが。

そうすると娘は烈火の如く怒る。

その度に私は、
私自身より自分を愛してくれている娘に
感謝したくなるし、

「もっと自信を持って良いのかなぁ」って
自己肯定感も上がったりするのです。

夫が私の1番の理解者だとすると、

娘は私の1番のファンで応援団かもしれません。

私は子どもというのは、
1人の人間としては認識していたつもりですが、
とは言え幼いし未熟だし、
まだまだ分からないことも多いから
もっと導いたり守ったりしなければいけない
と思っていました。

もちろんそういう場面も親としては沢山あるし、これからもあるでしょう。

でも娘といると、逆のことも沢山ある。

私が導かれたり、守られたり、
助けられたりしている。

大人になるにつれて、
知らずに身につけてしまった処世術みたいなものも、何となく口にしてしまう言葉も、
娘の真っ直ぐな心に触れると、

本当にそれで良いの?
それは私の本心から出た言葉なの?と
考えさせられ、
自分の内側と向き合わされるのです。

嘘がつけない。

この子の存在が、
確実に自分を変えてくれたし、
成長させてくれていると感じています。

普通に会話ができるようになってきた近頃は、
娘は家族であり、女友達のようでもあり、
立派な我が家のご意見番です。
(1番的を射たことを言うかも)

私達は女同士だから、
娘の成長と共に、
これから色々あるかもしれないけど、

「ママが世界一大好き!可愛い!」って
言ってくれる今この瞬間をしっかり噛み締めて
忘れずにずっと抱きしめておきたいな。

そして娘が私にとってそうであるように、
私も娘の1番の応援団でいられるように
良い事も悪い事も
誠意を持って伝えていきたいです。

10年後、
この記事を読んだ私はどう思うのか?
そんな事を考えるのも楽しかったりします。

本当に娘は、どんな女の子になるのかなぁ?

これからの未来が明るいものであるように
願うばかりです。

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