最近の記事

息子の初恋

息子の初恋の保育園の先生が、辞めてしまった。 初恋、と息子から聞いたわけではなく、私の勝手な決めつけではある。が、その先生と話す時、息子は顔がほっこりと嬉しそうにし、一緒にいるのが本当に楽しそうで、本当にいい保育園にあたったと夫と二人で言い合った。 小規模保育園だったので、2歳児クラスまでしかなかった。卒業式の日、びしっとスーツの息子は先生にぎゅっとハグをされ、しばらく動かなかった。先生は泣いて、息子は照れた顔をしていた。 保育園が変わっても、しばらくは前の保育園に遊びに行っ

    • 息子とキャンプ

      暖かくなってきた。時々、昼間に半袖の子どもを見るようになり、まだ早いだろうと思いながら、やっぱり子供の半袖っていいよなあと不審者にならない程度に凝視する。凝視してる時点で不審者かもしれない。 ここ数ヶ月で息子はグンと身長が伸び、なんとなく顔つきも変わり、もちろんまだまだ子どもの顔つきではあるが赤ちゃんの頃のふにゃふにゃした感じが抜けていっている。まだまだほっぺはふわふわなので、毎日お触りさせていただいている。 先日は、息子と夫とキャンプデビューした。自称ミーハーなので、流行

      • ピアノを見に行く

        1月から、息子がピアノに通い始めた。たどたどしいが、嬉しそうにピアノを弾いていく息子を見ながら、この間まで赤ちゃんだったのにと一人でしんみりする。「この間まで赤ちゃんだった」しんみりは週に数回はやる。 「ピアノを買われる予定はありますか」 先生が尋ねてくれた。 「あるっちゃあるがないっちゃない」 という煮え切らない返答をしてしまった人間にも、懇切丁寧に楽器屋の紹介をしてくれた。 「この楽器屋さんのこの方が、私のピアノ教室の担当なので、相談に乗っていただけるはずです」 ピアノ

        • 2023年はこんな年

          もう大晦日である。歳をとると月日が早いものである。小さい頃はあんなに1日1日が長かったのに、あっという間に2023年も終わろうとしている。息子は4歳になり、私は32歳になった。息子を抱き上げるにも、ちょっと腰を労わりながらになっている。夫はぎっくり腰になった。人がぎっくり腰になっているところをみると私は毎回ちょっと笑ってしまう。夫も本人のくせにつられて笑いながら、眉がへの字になっていた。心配はしているのだけれども、笑ってしまう。 息子はだいぶ大きくなり、休みの日は昼寝もほと

        息子の初恋

          息子とピアノと先生

          子供を持って初めて知った言葉がいくつかあるが、リトミックもその一つだった。保育園とかでよく聞くので、普通は知っているものなのかもしれない。 保育園のカレンダーに「リトミック」と月一で書いてあり、ググってみると、「音楽を通して子供の感性を養う」ものだそうだ。 保育園でそのリトミックがあった日、 「ピアノを弾いてみたい」 と言った。保育園のリトミックがよほど楽しかったらしく、家でもダンスや歌を披露してくれた。可愛くて悶絶するところだった。 「ピアノ、習ってみる?」 「うん」 こ

          息子とピアノと先生

          旅行の裏で

          夫が息子と一緒にキャンプ、というかトーマスランドへ行ってから、私は特にすることがなかった。土日でも大体は息子と一緒に遊んだり家のことをするばかりで、急に息子と離れると、はてどうしようかとぽっかりと空いた時間をもて余した。 一人でのんびり美術館に行こうかと思ったが、ピンと来る展覧会がなく、好きな美術館はまだ改装中で、鎌倉にでも行こうかと思ったが好きな洋服店は閉まっているという。仕方がないのでのんびり当て所なく、自転車にのってみることにした。 2ヶ月ほど前、急に暑さが和らいだ

          旅行の裏で

          息子と夫の伊豆旅行

          数週間前に、夫が言った。 「キャンプ行ってきていい?」 「いいよ」 「息子と一緒なんだけど大丈夫かな?」 11月4日にキャンプに行こうと、ラインのグループで盛り上がっているらしい。全員、大学からの友達で、息子もつれていっていいかと聞くと快く承諾してくれたそうである。 「全員男性なのでママはちょっと無理なんだけど」 「ほーん?」 というわけで、息子と夫のキャンプ旅行が実現した。 息子はブリッピーというユーチューバーが好きでよく見ている。その中で、ブリッピーがキャンプ場へ行き、

          息子と夫の伊豆旅行

          New year, New you

          新年度である。もうすでに新年が始まって、4分の1が経った。4月ともなれば「ついこの間が年明け」感が薄まるはずであった。私の頭は未だ2月くらいである。 しかし着実に季節は進む。いつに間にか暖房など我慢しなくても入れなくなったので光熱費は勝手に下がったし(これに関する夫の得意気な顔ときたら)、新入社員が入ってきたし(もう新入社員よりも上司の方が年が近くなってしまった)、息子は進級した。今年度から、新たな保育園である。 0歳から2歳まで、息子は小規模保育園に通っていた。子どもをあ

          New year, New you

          節約を始めてみる④

          2月の電気代が出た。1万4千円だった。水道代やガス代も安くなっていたので、合算すると、1月と比べて1万5千円ほど浮いたことになった。しかも最近は暖かくなってきて、3月はもっと減るだろう・・と考えるとニヤニヤが止まりません。 しかし、夫は不満気であった。 曰く、「なんにも考えずにガンガン使ってプラス1万5千円ならそっちの方がよくない?」とのことである。「冷暖房をガンガン使う期間は限られてるから、年間でも10万円も浮かないよ」 ごもっともである。 実際、恐らくもっとも効果の

          節約を始めてみる④

          ブルーノートに行く

          昨日、仕事が終わった後のことである。いつもならば秒で着替え自転車に乗り、必死にこいで保育園に行く時間である。でも昨日は、急いで家に直行した。きれいめの服に着替え、パンプスを履いて駅へ行った。なお息子は夫がお迎え済みである。 電車に乗り、表参道へ向かう。寒かった。この寒い日になぜに足の甲を丸出しにしているのだろうか。おしゃれは我慢なのだ。 表参道は始めてだった。高そうな店が並ぶ。っていうか高いのだろうな。っていうか店っていうかもう美術館かギャラリーだ。キョロキョロしながら、目

          ブルーノートに行く

          節約を始めてみる③

          まだまだ寒い日が続いている。しかしなかなか、節約は順調である。エアコンはいまのところリビングで、一日に朝晩合計で4時間程度のみの稼働である。床暖も入れず、お風呂もシャワーなしで手桶でお風呂のお湯で体を洗う。こうなってくると、もうちょっと減らせる電化製品はないかと探してしまう。 食洗機が目についた。水道代の節約になるかと思って節約を始めてからも食器は食洗機で洗っているが、乾燥は食洗機が止まったらふきんでふくようにした。これが意外と楽しい。 まず食器、自分の気に入った食器をピカ

          節約を始めてみる③

          節約を始めてみる②

           2月頭から節約・節電を始めたので、ぼちぼち折り返しというところである。よりによってなぜ2月の、最強寒波と騒いでいるような時期にやってしまったのだろうと最初は思っていた。 暖房つけなくても、案外平気 さすがに雪が降った時などは暖房をつけたので、2月始まってからのトータルで3~4時間程度は暖房をつけているが、それ以外は案外平気である。意外とイケる、というのが今の時点での所感だ。 アパート暮らしで、部屋が南向きで、下の階の方が一日中部屋にいて多分暖房をつけっぱなしであること、

          節約を始めてみる②

          節約を始めてみる①

          連日、寒い。一時期、新潟に住んでいたこともあって寒さには強い、というか急に寒くなってもそれに対応する装備(新潟で着てた服)を引っ張り出せばどうにかなる、と思っていたのだが、というか実際以前はそうだったのだけれども、最近はそうもいかなくなってきた。子どもである。 冬になれば、気が向けば風邪を引く。保育園児の宿命ではあるのだが、それにしたってほいほいもらってくる上、薬はおいしくないといって頑として飲まないし、その割に元気そうに、やたら薄着でも平気な顔をしている。確かに、まれに高熱

          節約を始めてみる①

          季節感

          早いもので、もう1月が終わってしまった。気分はまだまだ12月だ。いい加減に年を越したい。 年末の大掃除はしたものの、年末年始の帰省はしていないので、いまいち年末感も年始感もなく、大晦日も10時くらいには寝た。小学生みたいだ。 そんな感じで我が家には季節感に乏しいのだが、節分はした。といいつつ寿司を食べに行っただけである。鉄火巻きを太巻きの代わりにしてサーモンやらマグロやらを食べた。やっぱり季節感はなかった。おいしかった。 家族の中で唯一、子どもだけが季節感を持って日々過ごして

          季節感

          保育園児の人間関係

          子どもは0歳から保育園に通っている。0歳のときは同級生が1人だったのが、1歳では5人、2歳児クラスでは6人と年々増えてきている。通っているのが小規模保育園ということもあってなのか、園児の中では息子が一番の古株である。 そんな一番の古株、息子氏は、保育園の下の子の面倒をみることもあるそうである。家ではパパとママにべったり甘えてばかりであるが、先生方から聞く保育園の様子で、何度も驚いている。自分一人だけで手を洗えるとか(家ではママが後ろに立って一緒にあわあわ作らないとだめ)、服を

          保育園児の人間関係

          子どもの正月

          明けましておめでとうございます。 だいぶ久しぶりのnoteですが、子どもも私も夫も元気です。 3歳になった子どもは、元気一杯に毎日部屋を縦横無尽に走り回り、気を付けて、といった瞬間に角にぶつかって泣いたりしている。なお、大体はすぐに泣き止む。走り回っているときもぶつかってもそこまで痛くないくらいのスピードとぶつかり方をしているようで、器用になったなと思う。 器用といえば、最近はティッシュで鼻をかむのが好きで、暇ができるとティッシュをシュッととって鼻に押し当て、 「でっかい鼻

          子どもの正月