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ノラネコガール。
2016年1月22日 03:01
駅を出て歩き始めたら いきなり雨が降り出した帰り道。 雨が降ることなんて考えたくもないのに あたしは傘をもって家を出ていて、 なんとか濡れずに家に帰ることができた。 雨は降らないって信じてあげられない。 あたしはとても臆病だから。 あたしが傘を持って出なかったら 雨は降らなかったかもしれない。 ずぶ濡れになって泣いていたら 君が助けに来て
2016年1月22日 02:52
回るレコードの上で 必死で足掻いてみても時は止められず くるくるとまわりつづける今日も明日も明後日も だから あたしは大きくジャンプして 空へと駆け上がる時を止める 振り落とされないように 必死でしがみついてまわりつづけることはもうやめた! あたしは回るレコードを眺めながらイームズチェアーで甘い甘いホットコーヒーをすすって ゆったり
2016年1月22日 03:11
冷たい空気が舌に触れる。 大きく口を開けて、遠くから走ってくる風を食べる。 髪の一本一本を丁寧に撫でながら、それはあたしの中をすり抜けて行く。 やがて静かになって、誰も居ない公園で立ち尽くす。 遠くからアコースティックギターの音色が聞こえる星降る夜に、 あたしは一雫の星の音を聞く。 それはまつげの先を滑り降り、重力に引き寄せられるまま真っ直ぐと耳に届く
2016年1月22日 03:18
ぺったりと肌にまとわりついてくるこの不安から腕をひいて連れ出してくれる大きな手をただ待っているだけで、あたしは1ミリだって動けてはいなくて。結局何かって、あたしはあたしを愛してもらうためにしか愛することができないんじゃないかっていう恐怖。自分に不都合なことを忘れていく恐怖。人間である以上、孤独には耐えられない仕組みであるのかと。過去のあたしと現在のあたしと未来のあたしは一番に理