処分される椅子をリメイクしてみた
空き家にあった古き良き可愛いものたち
2000年から主人と住宅の設計事務所を開業して24年、ここ数年は新築をやめ、空き家再生事業に力を入れています。
そういう仕事をしているので、空き家所有者から『要らない家具』の処分についてのご相談も多くなりました。
「もう古いし、汚いし、捨ててよかよ(捨てていいよ)」と・・・。
「えーっ捨てるなら私達にください〜!」
そんなこんなで古き良き可愛いものたちに出会うのです。
今回はこんな感じの昭和の家庭にあったダイニングテーブル&椅子をいただきました。
赤が可愛いです!このままでも可愛いけど、座面はどうにかしたいなーーー
思いたったらやってみよう
どうにかなるんじゃないかな?と椅子の裏を見てみると、まぁシンプルな造り!このシンプルな造りが好きなんです!
最近の家具は自分で修理できないようなつくりになっているモノが多くて、結局処分するしかないという・・・大量生産、使い捨て(T_T)
でもこれは違った!リメイクできそうだ!
そう思いたったらウズウズする性格、座面外してみた笑
この「どうにかなるんじゃないか?リメイクしてみよかな?」を色々なものに向けてみると面白いですよ。
自分の「好き」を取り込む
この座面を可愛くリメイクしたら、もっと愛着ある椅子になり、長く使い続けたくなるだろう!
そこで頭に浮かんだのは、友人であるアサさん(あさ洋裁店)が作るパッチワーク!惚れ込んでます!
「このくらいの大きさのものをお願い♡」とオーダーしたら、このリメイクに興味を持ってくれたアサさん、快く作ってくれました。
ドイツ、インド、アフリカ、イタリア、ヨーロッパなど、あらゆる国の生地が使われているのです。得した気分です♪もーーーーーかわいすぎ!気分もルンルンなりますね。
いよいよリメイク
この可愛い生地を座面に取り付けていきます。
対角線を意識してピンとのばしてタッカーで留めていきます。ゴワゴワとあまった部分は切り取って・・・。
なるべく生地は折り込んで綺麗に処理しましょう。
綺麗に張れたら座面完了!この座面をまた本体に取り付けて(元のネジが破損していた場合は同じ長さ形ものもを新しく購入)
完成〜っ
更に何十年と使い続けていこう
このパターンは運が良かったかもしれません。
座面もベニアだったからタッカーで留められたということ、ネジで簡単に着脱できるシンプルな造りだったということ、この二つがポイントでした!
捨てられるはずだった椅子が、新たな衣を着た可愛い椅子に生まれ変わりました。
またこれから何十年も使い続けていこうとワクワクでたまりません。完
またこの古き良き可愛いものたちについては納屋再生(納屋をアトリエに)にて書いていこうと思います。
おまけ
あまった生地は捨てません。
我が家のシェリーメイちゃんのリボンに・・・縫い縫い