美術品をみて思うこと
お店のお仕事のお休みで連休に入りました。
今回のおやすみのテーマは【 現実離れ 】。
数年ぶりに岐阜県美術館にきています。2回目です。ひさしぶり。
館内には、1時間ほど滞在して外に出てきました。
外はとてもいい風が吹いていて空はパッカーンと秋晴れ。金木犀の香りが風にのってフワフワしています。
いや〜、かなりの多幸感ありです!
こんなにいいところだったっけ、岐阜県美術館。。好きです。。
いきなりですが美術館が好きです。
だれかといくのもいいけど、ひとりで行くのが好きです。
美術館にたまに行きたくなる理由ってなんだろう〜、と考えてましたが最近わかりました!
わたしは根っこがかなり素朴なやつなので、たまにこうした刺激をいれると心が満たされるようです。
絵をかくひとって基本ちょっと頭がおかしいじゃないですか。(言い方へたくそですが心から憧れているし讃えています)
そういうひとがみえている景色を、チラッと覗き見したいんです。
わたしの世界はリンゴは赤だし、空は青いんです。顔は青くないし、極端に長くもありません。
でも描く側の方って、どこかいまの世界で生きづらかったり人と違う感覚や時間軸にいるひとが多い気がするんです。ちょっとひねくれてたりとか。(出会ってきた画家の友人たちを思い浮かべています)
自分自身は素朴すぎるからそんな人たちに憧れる。そして彼らの絵をみてその向こう側にいる画家のみなさんに、いいねいいね。とてもいい。と心の中で拍手を送りに。
だから美術館に行くし、作品にふれさせてもらいたいんだとわかりました!キリッ。
今回は、岐阜県付知の画家さん熊谷守一さんの寄贈展もあるという情報をキャッチして、足を運びました。
2部屋ほどに分かれて絵が展示されていて思っていたよりボリューミーでした。(ありがとう、岐阜美術館と寄贈してくれた方々!)
熊谷守一さんの絵のタッチって、若い頃は細い線で人物画も多く、ちょっと心がズドン。と暗くなってしまいそうな絵が多くて。
亡くなる前くらいになると、太い線で色もハッキリ!ひとつの物体だけにフォーカスしたパキッとした絵が多くなっている印象でした。
最近のわたしや、わたしからみる世界は
少し前までは思考がどんどん複雑になっていて、その複雑さにわけがわからなくなって糸が絡まって。。
その糸で自分をキュッと締めて動けなくなる。。
みたいなものだったのがどんどんゆるくなって、
今ってすごく自分の感情にしっかり集中してあげられて、シンプルになっていってる。
そんな世界に突入しているような気がしています。
わたしも晩年の守一さんのような、シンプルでパキッとした!そんな思考になりたいです。
でもモヤッとしてわけのわからない線だらけの思考の自分も、キライじゃないな。
なんて思ったりしました。
美術作品にふれて結局なにが反映されてるかって
自分のいまの心なんだなぁ。
と、つくづく思いました。
歩きながら自分の目と頭を動かしながらやる瞑想行為ですね!
作品をみて、正直心から感動した!みたいなことはあんまりないけれど、、チマチマと感じる心に気づいたりだれかを思い出したりして。
やっぱり美術館はいいですね。
そして純粋にこんなデカイ紙にこんなん描くのすごい!とかも思いました。(感想小学生か!)
さてさて、現実離れがテーマの今回のお休み。
夜は旦那のくまだくんと長良川のすぐそばにある旅館にお泊り。
おごちそうとお酒を飲んで、ッパァー!とやってきます!
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