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九歯大学生さんからの講義グラレコ紹介:シナプス伝達 2021

 ”シナプス(synapse)”という名前の由来を簡単に紹介致します。名付け親はSherringtonであり、最初はsynapsis(ギリシャ語で、”to clasp”:「留め具」や「握手」といった意味)と呼んでいましたが、synapsisという言葉は多少改変され、その後Sherrington自身もsynapseと呼んでいました。語源はsyn(together) + apse(clasp)のような組合せで神経細胞間の接合部を表現したかったのかもしれません。(徐嘉鍵)

 では、「シナプス伝達」の講義で歯学科の学生さんに書いてもらった講義グラレコを紹介します。

図1

 ゴルジ先生とカハール先生が登場‼ シナプスのギャップ論争について、両方の主張とその結論を面白く表現しています❕ 各種のシナプス結合様式を丁寧に図示してくれています。

図2

 電気シナプスと化学シナプスを分類していて、さらに化学シナプスの説明図を引用して、抑制性と興奮性シナプスの説明をうまく組み合わせています。本講義の要点をおさえていて、よくできています。🌸

図3

 興奮性ニューロンと抑制性ニューロンをわかりやすく説明してくれています。時間的加重と空間的加重の概念もうまく図示されています❕

 今回、皆様から書いてもらったグラレコは素晴らしい作品が多く、また感激しました。教科書の図を丸写しするのではなく、各自で理解した知識がまとめられた作品も多数存在しました。次回、また面白い作品を楽しみにしています!

2020年優秀グラレコ作品(シナプス伝達)はこちら


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