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研究者になぜなったのか、これからの研究者に必要な能力は?:#00044

 前回記事では「研究者になる道」について様々なパターンがあることを紹介しました。今回は、「じゃあ、研究者になってどうですか?楽しいですか?」という話です。(小野堅太郎)

 まあ、これも当然と言えば当然なんですが、マナビ研究室メンバー全員「楽しい!」ということになりました。とはいえ、動画で吉野先生が指摘されているように、研究者は「学歴に比して収入が低い」です。あくまでも「学歴に比して」であり、給料が安いわけではありません。給料が少ないと不満を漏らす人は、そもそも研究者の道を選ばないでしょう。

 ではなぜ研究者になるのか!?「楽しい」からです。「スキ」だからです。だから、遅くまで自主的に働いて自ら時給を下げたり、有給休暇を取らなくて怒られてしまう変な人たちの集まりなのです。

 動画の後半は「今、研究者を目指している人たちへ」の提言です。小野からの提言は下の6つです。1と2は大学生のうちから意識して努力してほしいことです。3と4はとにかく今やってる勉強をしっかりやってね、ということです。5と6は自主的な勉強です。やってて損はありません。

1.論理的思考の訓練
2.レポートを書ける
3.英語の読み書き
4.幅広い教養
5.エクセルが使える
6.プログラミング

 これ以外に他の先生たちから出てきたのは、以下の通りです。

〇学位(修士・博士)
〇「これをしたい!」という意志
〇コミュニケーション能力

 前の動画解説記事でも書きましたが、吉野先生から指摘のあった「学位」をとることは重要です。あと、やる気でしょうか。船原先生は「軸となる研究」とも言い換えています。中富先生は「ラボ内でのコミュニケーションによる情報収集力」を挙げています。吉野先生から「学生への講義」がコミュニケーション能力を磨く良いトレーニングになるとの指摘もありました。

00:20 一般的な研究者への道のり
01:21 研究者になってどうですか?(インタビュー)
06:50 研究者になるまでにやっておくこと

補足・訂正

 最後のスライドは、話の展開にそぐわない内容になってしまい申し訳ありません。本当は小野の提言に対して「これらができる院生はすごいよね~」という展開を期待していました。しかし、吉野先生から「これらはできなくても大丈夫!」と言われてしまい、「そうだなぁ~」と納得して尻すぼみです。

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