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活動電位について:講義グラレコ紹介 歯学科 興奮性膜Ⅱ 2022

 今回は活動電位を発現した経緯について簡単に紹介します。ホジキンとハクスリーは活動電位を発現する前に、うまくいかなかった実験がありました。それは、同じくイカの巨大軸索を使って、原形質の粘度を調べることでした。方法は水銀滴を切断された軸索の断端に置くことで挑戦しましたが、いい結果が得られませんでした。そのおかげで、彼らはめげずに細い電極を軸索膜に挿入する手法で膜電位を測ることを着想しました。さらに、微分方程式の概念を取り込んで、活動電位の動態を表すことができるHodgkin-Huxley方程式を導き出しました。

 それでは、「興奮性膜②」の講義で歯学科の学生さんに書いてもらった講義グラレコを紹介します。(徐嘉鍵)

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 脱分極・過分極、イオンコンダクタンスの変化、および単一チャネル記録はうまくまとめてくれています。わかりやすい!👏👏

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 活動電位発生の過程を丁寧に示していて、よく理解しています。チャネルの開閉状態もわかりやすく、説明しています。🌸

 今回は難しい内容が多いですが、皆さんは一生懸命に講義グラレコ作品を作成してくれて、感銘を受けました。また、レベルが高い作品を期待していきます。☘️😃

2021年、2020年の講義グラレコ優秀作品はこちら‼👇👇


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