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「あなたがいてくれて良かった」と、いつか映画に伝わると良いな

何十本かに1つ、息ができなくなるほど作品の世界に入り込んでしまう時があるんです。

最近、気がついたことがありました。
多分私は他の人よりもほんの少しだけ感情豊かなんだと思います。
だから昔から「変だね」とか、「変わってるよね」と、よく言われてきました。

変わり者が言うセリフ第1位、、、、、
「何が変わってんのか分からん。」らしいです。(私の友達情報)

でも、私は自分でちゃんとわかっています。
分かっている変な人ですね。

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そんな私は、映画を誰かと一緒に見る事も好きだけど基本1人で見ます。
(人と見ると恥ずかしくてどうしても泣けないんです。)


そんでもって、私の感情を鷲掴みにしてくる作品に出逢うと勝手に涙がこぼれます。

その中の一つが、『もののけ姫』

このシーンは、彼(アシタカ)が村を出ていかなければいけなくなった、旅立ちの朝。

この情景と音楽が流れてきた時、私は両手で胸を押さえゆっくり息して、目を閉じたい気持ちは抑えて、、、笑。
この幸せを噛み締めました。

なんて美しくて、儚い世界なんだと。


ヤックル(この動物です)で駆け抜けていくシーンなのですが、このシーンは村をある理不尽な理由で出ていかなくなってしまった彼から寂しさや、やり切れなさがほんとに伝わってくるんです。
そこから愛や滲み出す強い心が押し寄せてくるこの数十秒。

私の心を深い深い愛の世界へと連れて行ってくれました。


だからそんな、もののけ姫の世界に私は恋をしています。



でも残念。そんな恋心に気がついた時にはもう遅かったんです。
1998年生まれなので1997年公開映画の、もののけ姫をリアルタイムで大きなスクリーンの中見ることはできませんでした。


小学生の頃に初めて金曜ロードショーで見て、ジブリの世界に引き込まれ録画したのをまた見てもう一回もう一回好きなところだけ何回も。

なんて繰り返し見ているうちに好き嫌いとかそんな次元じゃなくって、私の心の真ん中にいつも居てくれる大切な軸になっている様な気がします。


2020年
”一生に一度は映画館でジブリを”

この企画を知った時、
本当にいいんですか、へえあ〜ぁ

と、よく分からない言葉を声に出してしまっていました。
勿体ぶって、公開日には行かなかったけど頃合いを見て2回見に行けました。2回ともほろりと涙が出てくる幸せなひと時でした。

思っても見なかった機会をくれたこと、本当に感謝です。幸せでした。

もののけ姫をきっかけに映画の虜になった私にとって、
映画は、知らない世界に連れて行ってくれる恋人や親友のような、孤独のような、綺麗な夕焼けのような。そんな、理解できないけど大切にしたい心の拠り所です。

この一本の映画で人生が大きく左右するなんて、それは人それぞれだと思うから言いはしないけれども。

大切な人へ伝えるように
「あなたがいてくれてよかった」って
そんな風に映画に伝わるように、私は生きたいです。



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