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光も影も否定しないことだ。どちらも存在を豊かにする元なのだから。

私たちは光と影の世界を生きている。みんなに見せられる部分と、みんなに見せられない部分が、人間にも、社会にもある。人間は太陽の陽を浴びれば、必ず影が浮かび上がるものだ。光のそばには、いつも影がついて回るものだ。

だからこそ、影を否定しないことだ。負の感情から、まさに正義が生まれ、醜の姿から美が浮かび上がるものなのだ。影があるからこそ、光が輝くのだ。そして、光があるから影が出来るのだ。この関係を私たちは否定しないようにしたい。

昨今の偽善的な風潮は、人間をどんどん小さくしてしまう。存在の豊かさまで否定して、綺麗なものだけを認め、汚いもの、醜いもの、不快なものを否定してしまう。これでは、豊かな人間関係は生まれない。豊かな人生にはならない。光も影も否定しないことだ。どちらも存在を豊かにする元なのだから。

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