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人間であるとは、まさに責任を持つことだ。自分には関係がないような悲惨をまえにして恥を知ることだ。(サン=テグジュペリ)

【考えるヒント】
私たちの責任の範囲は、どこまでなのか。いつも私は考えてしまう。
私は、若い頃からお節介だった。他人のことにも首を突っ込んでいた。なぜ
か、自分事のように感じてしまうのだ。だから、余計なお世話だとよく言われたが、それでも、なぜか、その人のために考えてしまい、行動してしまうのだ。

しかし、大人になって、徐々に、考えが変わってきた。他人の人生は他人のものなのだ。その人がその責任を取ればよいのだと。しかし、そう考えてはいても、やはり、他人が困っていたり、他人が自分自身をマイナスに導こうとしているのを見ると、他人以上に心配になってしまうことがある。しかし、若い頃とは違って、自分が責任をとれるのかどうなのかを考えるよ
うになった。そして、お節介が、それほど広い範囲には及ばなくなっていった。

世界には、色々な悲惨なことがある。日本にも、自分の周りにも。私が責任をもってその悲惨さに取り組めるのは、どこまでだろう。いつもそれを考えながら、自分の人生を生きている。人間として何が出来るのか。小さなことからしかできないが、それをやり続けることだと思っている。だからこそ、グローバルシンキング&ローカルアクティングで生きていく。

【考えるヒント・今日の言霊】
2022年1月17日(月)VOL.5369     
作者:中土井鉄信(合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表)

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