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文科省もさることながら、提言機関にも反省を求めるべきでは!(記述式見送りめぐる混乱 文科省に反省求める提言案了承 産経新聞6月30日)

この件について、連続で取り上げることになった。避けるべきだとも思ったが、このような記事を見てしまったら、取り上げないわけにはいかないと思い、コメントをすることにした。(前回記事は最後のリンクから。)

反省するべき対象は、責任管轄の文科省とその当時の担当大臣、その当時の内閣総理大臣ではないか。そして、この提言を文科省に出した、安倍前首相の肝煎りで始まった教育再生実行会議ではないか。

前回も書いたが、このような事態になっても、誰も責任を取ろうとしない風土は、改めた方が良い。特に政治家の無責任さの放置は、そろそろやめた方が良い。選挙で選ばれるかどうかが責任の取り方だとすれば、在任中の業績・言動等は、第三者機関を作って公表した方が良いだろう。

政治主導という大義名分を掲げて、行政機構を改悪してきて、結局は、政治家の思惑通りに官僚を動かそうとしているのだから、その結果を客観的に世間に知らしめることが必要ではないか。今回のことは、一番わかりやすい例のような気がする。誰が混乱を招いたのか。きちんと総括をしてほしい。政治家に忖度することなく。

【教育記事から教育を考える】
2021年7月9日(金) VOL.707
作者:中土井鉄信(教育コンサルタント、合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表)

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