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苦悩こそ人生の真の姿である。我々の最期の喜びと慰めは苦しんだ過去の追憶に他ならない。(アルフレッド・ド・ミユッセ)

【考えるヒント】
毎日が日曜日だったら、多分、私は死んでしまうかもしれない。日曜日は、休息の日だ。その休息が毎日続くということは、死と同じことだ。何の役目もなく、何かをする必要もなく、義務も責任も何もない状態なのだ。それじゃあ、生きていること自体がつまらない。


人生は、誰から得体のしれない役目を与えられ、その役目を全うしようともがくことがあるからこそ、悲しみも苦しみも、そして、喜びもあるのだ。苦しいことを乗り越えた時に感じる喜び。悲しい出来事が続いた後のちょっとした普通の日の嬉しさ。全てが、事後的にやってくるものなのだ。


人生は、悲しいだけのものではないし、楽しいだけのものでもない。何かの後に必ず違う何がやってくるものなのだ。楽しさが多いということは、その分、悲しみも多かったということだ。今悲しい状態は、事後的に楽しい状態が待っていることを意味しているだけなのだ。そう思って、今を乗り切ることだ。

【考えるヒント・今日の言霊】
2021年10月27日(水)
VOL.5316     
作者:中土井鉄信(合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ 代表)


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