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負けを認めるところから、勝ちが始まる。だから、自分にとってマイナスな事態は、悪いことではないのだ。

柔道の基本は受身
受身とは投げ飛ばされる練習
人の前で叩きつけられる練習
人の前でころぶ練習
人の前で負ける練習です。(相田 みつを)

【考えるヒント】
負けを認めるところから、勝ちが始まる。そして、人間的な価値が高まっていく。負けること、恥をかくこと、悔しい思いをすること、等々の自分にとって認めがたいことを知ること、経験することを通して、人間としての価値が高まるのだ。

だから、自分にとってマイナスな事態は、悪いことではないのだ。しかし、マイナスの状態が自分に降りかかってきた時は、当然、悪いことが起きたと思えるだろう。または、深く傷つくだろう。それで良いのだ。到底我慢が出来ない感情になっても仕方がないのだ。がしかし、問題は、その次なのだ。これは、修行なんだと思おうとすることだ。この修行をやり通せば、一回
りも大きな人間になるんだと思って、その事態を認めることだ。

どんな事態になろうとも、私たちは、その事態をしっかり受け止め、人間の修行としてその事態に徹底的に参加することだ。負けることから、恥をかくことから、傷つくことから逃げてはダメだ。しっかりと受け止めることだ。それが、人間の修行なのだ。

【考えるヒント・今日の言霊】
2021年3月4日(木)VOL.5147
作者:中土井鉄信(合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表)

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