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新しい経営の形をデザインする(2) みんなが自由にデザインしようよ!!


新しい経営システムは
次の2つをメインテーマにしています。

(1)戦略的な経営ができる社内の仕組み作り
(2)次世代型人事組織づくり
(働き方や仕事観の再構築)


【今までの日本の企業経営の仕組みは、少々時代遅れ?】
今までの経営の仕組みがイマイチのようです。それが、日本の労働生産性の低さや、職場満足度の低さに繋がっています。

なんとなく「今の会社には矛盾が多い」と気づいている人が多いと思うのです。でも改善は進まない。なぜでしょうか?
誰かが、やらなきゃね!!




さて、今回の記事のテーマはこちらです。


「誰が、新しい経営システムをデザインするべきでしょうか?」


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新しい経営システムをデザインしようと思っている人

新しい経営システムを望む人、新しい経営システムを考えている人たちはどんな人たちでしょうか?

(1)さらにチャレンジしたい人、名誉が欲しい経営者
経営がうまく行っており、従業員のモチベーションも高いが、さらに高みを目指す経営者。日本企業の新しい経営の形を編み出して、実績と名誉を得たいと思っている

(2)業績を改善したい人、職場の雰囲気を良くしたい人、効率改善したい会社員
経営状態はそこそこだけど、仕事の進め方や戦略の決め方が今ひとつ納得できていないため、ここを直せばもっと会社もよくなるし、自分としても仕事が充実すると考えている

(3)職場の不満を解消したい人、働き方の自由が欲しい会社員
仕事内容も時間も拘束されすぎているので、ときには自由に休暇を取ったり、勉強をし直したり、新しい職務にチャレンジしたいと考えている

(4)今の職場にがっかりしてる人
職場の雰囲気が悪かったり、経営状態が悪く収入が少なかったりするが、それなりに愛社精神があるので、退社するというより、会社にもっと良くなって欲しいと思っている

(5)企業外部の人〜その1(研究者)
学者さんやコンサルタントなどで、日本の経営を研究している人。日本の企業の業績や経営環境を案じている人、外部の視点から改善するポイントがわかっている人たち。日本企業や働く人がもっと豊かになって欲しいと願っている

(6)企業外部の人〜その2(OBでやり残したことを伝えたい人)
企業を外から見る視点を得たことで、企業に勤めていたときは視野が狭く気がつかなった「本来やるべきこと」に気が付いた人。企業内部にいる人にそのアイディアを届けたいと思っている


ちなみにわたしは(6)のOBです。会社のなかで行き詰まっている人にアイディアを届けたいと思っています。
そして(5)の経営コンサルタントでもあります。


新しい経営システムをデザインしたいと思っている人の共通点は次の2つです。
●日本企業の経営方式には問題があり、解決すべき点があると認識している
●もっとよいやり方があると信じている


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気になった人から、誰でも、(1)戦略的な経営ができる社内の仕組み作り
(2)次世代型人事組織づくり、をデザインするべきだと思います。



新しい経営システムをデザインする上で克服しないといけない3つのハードル


(1)ハードル1(視野の広さ)
新しい経営システムは、部分的な改善ではないため、全社的な視野が必要となる

新しい経営システムは企業全体が有機的に連動して成果を出す仕組みでなくてはなりません。
そのような経営システムをデザインをするには、視野の広さが必要です。一つの部署の経験則だけでイメージを膨らませるのは偏る危険性があるのです。複数の部署を経験するとか、他部署の意見を幅広く収集する必要があります。
企業によっては、企業全体をこえて、バリューチェーンや業界全体まで視野を広げて新しい経営の仕組みをデザインする必要があります。


(2)ハードル2(全社的な取り組み)
新しい経営システムは全社的な取り組みをしないと効果がでない

少数の有志だけが進めていくだけでは、新しい経営の仕組みが企業全体には波及しない可能性があります。周りが動かず空回りになるかもしれません。
新しい経営システムが実際に機能するまで全社的な取り組みが必要となります。評価などの見直しがなければ、働き方が変わらないかもしれません。


(3)ハードル3(長期的な改善)
処遇の変更(特に降格など)を急に行うことはできない。今までの仕事の進め方を変えるには時間がかかる

今までの評価基準で実績のある人をいきなり降格することはできません。
人事評価の基準を変えたとしても従業員の働き方が変わって定着するのには時間がかかります。急に人事評価の基準を変えることは反対も受けるでしょう。職場風土や評価基準をを変えるためには最長で10年スパンくらいのタームが必要となります。



新しい経営システムをデザインするのはだれがやるのも自由です。

しかし、新しい経営システムを「実行する」にはそれなりのハードルがあるということです。


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ハードルが高くて超えられないと思った時点で、超えられません。でも、なにか一つのことがきっかけで視界が広がることがあるかもしれません。自分のアイディアをあたためておきましょう。



新しい経営をデザインするときに気をつけること

その人の立ち位置で、気をつけることが変わってきます。
デザインする人を5分類してメリットとデメリットを考えてみました。強みを自覚し、弱点を埋めてくれる協力者を探すことが必要です。

デザインする人の5類型
(1)現状に満足しない経営者(経営陣)
(2)10年後に経営層となる若手幹部
(3)今の会社のやり方に不満を持つ若手社員
(4)人事部
(5)経営コンサルタント


(1)現状に満足しない経営者(経営陣)
メリット
・やる気になれば実行する権限がある!
・社内を熟知しているので全社的なバランスが取れる
・成果が出れば、経済界で有名人になれる(かも)
デメリット
・任期中に成果のでる施策以外には魅力を感じない
・忙しくてゆっくり考える暇がないため部分改善になってしまう
・自分の権威、権力を落とすようなシステムはあり得ない
      

(2)若手幹部
メリット
・優秀なので良いデザインが可能
・社内への波及効果も期待できる
・近い将来に出世して、新しいデザインを実行する立場になる可能性がある
デメリット
・出世志向の人は経営陣からの評価たかい施策しかやる意味がない(上司次第)
・忙しくてゆっくり時間をかけることができない
・現場の社内評価が高ければ、仕組みを変える気になりにくい
・社歴が長く社内のバイアスがかかっている
・経理財務担当など特定部署しか経験のない若手幹部は全社戦略に疎い

(3)不満を持つ若手社員
メリット
・学生時代の友人など他企業の情報がある
・ITリテラシーが高い。時代の流れに敏感である
デメリット
・経験が浅く視野が狭い。他部署の動向に疎い
・企業全体、業界全体を俯瞰して見ることが難しい
・経営情報の一部しか入手できないため、経営全般に関わる改善ができない

(4)人事部のスタッフ
メリット
・人材育成、人事評価、福利厚生の知識がある
・多様な人材にアクセスできる
デメリット
・人事部歴が長いと現場感覚がなくなり机上論、理想論になりがちである
・伝統的に現場が強い企業では、人事権限や評価の変更も現場主導型となるため、実行段階では現場との調整に時間がかかる

(5)経営コンサルタント
メリット
・経営に関する知識がある
・時間をかけることができる(人による)
・企業を俯瞰して見ることができる
デメリット
・時間をかけてもあまりオファーがないのでマネタイズしにくい


当然ですが、それぞれメリットとデメリットがあります。


一番重要なのは「意欲」です。
今の状況を変えたいと強く思っていなければ何も進みません。

意欲があれば、デメリットを克服する方法を見つけます。
(デメリットに気がつくというセンスは必要です)


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一人で完璧なシステムを作って「みんな、この通りに動くのだ!」なんて言えるのは創業者くらいです。
会社を変えていくのは、熱い人が中心となって少しずつ周りを感化していくしかありません。自分のメリットを生かし、デメリットを解消する人を協力者として引き込めば、大きな力になります。



みんなで、自由に、もっとよい経営の仕組みを考えよう!!


今までの働き方は、従業員の満足度も、業績も今ひとつパッとしていません。ということは「改善の余地がある」ということです。

でも
誰かが誰かに業務命令されたわけでもないので、誰も手をつけていない
という状態なのだと思います。


仕事の進め方・経営の仕組みには、いろいろな人やモノ、思惑などが複雑に絡んでいて簡単に解決できないというのも事実です。だって簡単に解決できそうな問題は、解決してるわけですから。


だからといって、成果の出ないやり方でこの先もずっと、いやいや働いていくのは、まっぴらごめんですよね。

与えられた環境の中で、生活のために、自分の気持ちを押し殺し、なんとかバランスを取りながら仕事をつづている人が多いのです。
でも、そんな働き方を何十年も続けたくないと思っているのではありませんか?

厳しい業界だから、少子化だから、高齢化だから、震災があったから、コロナだから、米中が対立しているから・・・・・
「悪い状況はしょうがない、我慢しろ!」と言わんばかりの情報の中であきらめていませんか?


でも

何十年も先から今を振り返ると
あの頃から働き方が変わったよね!
と、そう言われる2020年代になると思います。



この働きにくさがずっとこれからも続くと我慢している人が9割で、会社をもう辞めようとしている人が1割。

それが

「会社を良くしていこう、会社は良くなるはず」と考える人が2割、どうぜダメだと我慢する人が7割、辞めようとする人が1割。


そうなれば、社内で前向きな会話が出てくるはずです。


一人では、完璧な仕組みは作れません。
しかし、アイディアが増えれば、実現できる可能性が大きくなります。


だから、みんなが自由に新しい経営の仕組みを考えれば良いと思うのです。
みんなが持論を持ってシステムを高め合うことでよりその企業にあったものになるはずです
今は、語り合う人がまわりにいないのかもしれませんが、これから、そういう時期が必ず来ます。


どうせ、仕事をするなら、楽しくしたいし、やりがいをもってしたいし、顧客に感謝されたいですよね? 収入も高い方がいいですよね??
ポジティブになりましょう!


特に大企業には優秀な人がたくさんいますからね。
今まで真剣にやってなかった分野ですから、本来の能力を使えば、めっちゃ期待できます!!



ただ、多くの人は、じっくり考える時間がないと思うのです。
例えば、経営理論を一通り勉強するだけでも500時間とか1000時間とかかかるのかもしれません。
でも、少しずつ、時間を割いて、前に進みましょう。


もう一つはの問題は視野の狭さです。
若いうちは部署のフィルターを通して企業を見てしまいがちです。社内情報もそれほど得られないでしょうから仕方ありません。
日本の企業では、幹部候補になっても部門代表という見識しかない人が多いのです。
全社的な視点、業界全体を見る視点などを、自ら意識する必要があります。


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ちゃんと取り組めば、絶対に良くなります。今まで、ちゃんと取り組んでこなかったから。
真面目に頑張ってるつもりでも、経営戦略そのものがズレていては、成果が出ません。「戦略的な経営ができているか」をどのように検証してますか? 戦略は全員が理解していますか?
仕事の進め方がおかしくても、今までのやり方を守っていませんか? 忙しいのに仕事を増やすな!、そんな雰囲気ではありませんか?

今までの、やり方、仕組みを、変えていきましょう!



わたしがこのnoteでみなさんにサポートできること


【新しい経営システムの提示】
このnoteで新しい経営システムの一つを提示していきます。

すべての業界、ポジション、業種で同じ経営システムというわけにはいかないでしょう。しかし、部分的に参考になるところがあるのではないか、と思います。

経営の仕組みを0から組み立てるのは時間がかかりますが、たたき台があれば、とても楽です。
これで多くのビジネスマンの「時間不足」が解消されると思います。

ただ、人の意見が聞いてしまうとそれが先入観となってしまい、自分自身のオリジナルな意見が浮かばなくなって可能性があります。そこは気をつけてください。


【新時代の経営理論解説】
自分の職務体験だけで会社の経営の全てを決めるというのはちょっと傲慢です。
多くの事例を知ることで客観性がでます。そういう意味で一通りの経営理論を知っておくのは悪くありません。
経営理論の多くは米国流のビジネス理論です。日本企業がそのまま使えるものばかりではありませんし、そもそも旧来の経営システムの理論かもしれません。

理論の解説はシンプルにして現場に落とし込む場合の注意点についてシェアしたいと思います。
理論ではありませんが、コンサルファームが使うフレームワークについても記事で取り上げたいと思います。


【環境変化】
新しくデザインする経営の仕組みが、最初から時代遅れでは喜劇?いや悲劇です。そういう文脈で、時代の流れとして把握しておいた方がよい情報があります。

SDGsとかもそうです。自分の業界と関係ないと思っていると足元をすくわれるかもしれません。グローバル化なんて、うちの業界は関係ないとと、言えますか?

興味を持つ分野、気になる分野は人それぞれです。全てを一人で網羅することはできません。
従業員が1000人いれば、多くの分野をウォッチできます。たとえば投資をしている人は、欧米の経済政策などをウォッチすることはそれほど負担になりません。自分が苦手な分野は、得意な人とコミュニケーションすれば良いのです。


【大企業で出世する方法】
新しい経営感覚のある若手社員がデザインした「新しい経営システム」がその企業で認められ、実行できるかどうかは、その人の権限(地位)や社内評価にもよります。
言い換えれば古いシステム側の太鼓持ちばかりが出世していては、企業の変革から遠ざかります。

新しい経営システムを企業で実行できるように、新しい経営を切り開こうと考えている人の出世をサポートします。


【人と組織、人間研究、仕事観と働き方、自己啓発】
仕事観って人それぞれです。いろんな人がいますからね。だからこそ、自分の考えだけが正しいと言い切れないのです。

企業は多くの人が集まります。意見が対立することもあります。どうやって人を理解し、受容し、成果に結びつけるのか。
組織である以上「人」そのものにフォーカスすることも必要です。

人、人間関係、組織、心理、チームなど、仕事をする上で参考になる記事を提供します。自己啓発といえるような記事も提供します。


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●会社の中の矛盾に気がつくのは若手。または反主流派だったりします。その場合、実行力、波及力が弱いのです。
→早く出世するようにサポートをします。

●現状の幹部候補は実行力、波及力はそこそこ大きいのですが、今までの評価で認められてきたので、やり方を変えたくない人も多いのです。また評価を上げるためには成果が期待できる提案しかしたくないし、そもそもじっくり考える時間がないのです。
→業績を改善する施策提案として新しい経営システムを提示します。参考にしてください。また、出世サポートも利用してください。

●経営幹部は任期中に失敗したくないという気持ちが強いため、無難な戦略を選びがちです。
→自身の立場は保持したまま、次世代の経営は次世代の幹部候補に任せましょう。そのために次世代経営システムが参考になると思います。


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あとがき

記事にしたいことがたくさんあります。調べたいこともたくさんあります。
1年じゃあ、終わらないですね・・・

忙しいビジネスマンに代わって、少しは役立つ記事を書いていきます。



真面目に頑張っている人が、楽しく、豊かに暮らせる社会をイメージしていると、ワクワクするんですよね。


あー

早くそんな日が来ないかな・・


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