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ほうれん草を育てながら哲学してみた

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野菜を育てる過程は、人間が生きる過程に通じるものがあるのではないか。どうせならその気づきをここで書いていくのもいいのではないかと思い書き始めたプランター栽培日記。農家さんや家庭菜… もっと読む
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2021年1月の記事一覧

「ほうれん草を育てながら哲学してみた」第4話〜真面目にやった方がうまくいく、とは…

さて、いよいよ種を蒔く。 蒔き方はYouTubeや本で学んだ一般的っぽいやり方を踏襲する。まず…

杉原 学
3年前
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「ほうれん草を育てながら哲学してみた」第5話〜魂の関心はずっと変わらない〜

植物は動く。 動きがあまりに遅いために、僕たちはそれを「運動」として認識できないだけだ。…

杉原 学
3年前
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「ほうれん草を育てながら哲学してみた」第6話〜成長が遅いほど味わい深い人間になる…

ほうれん草は寒さに強い。だから秋頃に種を蒔くのが一般的で、真冬の寒さの中で生長していく(…

杉原 学
3年前
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「ほうれん草を育てながら哲学してみた」第7話〜雑草は土を豊かにするために生えてく…

農家さんからよく聞くのは、「土でほとんど決まる」「人間ができるのは、土を良くすることだけ…

杉原 学
3年前
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「ほうれん草を育てながら哲学してみた」第8話〜根っこを強くする水やりの考え方〜

ほうれん草栽培の悩みどころのひとつは、水やりのタイミングだろう。 調べてみると、たいてい…

杉原 学
3年前
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「ほうれん草を育てながら哲学してみた」第9話〜世界に対する第一印象を良くしてあげ…

前回の記事で、「水をしょっちゅうやりすぎると根が張らずに弱くなる」というようなことを書い…

杉原 学
3年前
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「ほうれん草を育てながら哲学してみた」第10話〜受動性の大切さ〜

大プランターのほうれん草の元気がない。 たぶんだが、水をやりすぎたせいだと思う。水をやるタイミングは「土の表面が乾いたら」ということだったが、ついつい水をやりすぎてしまった。その後間引きもしたのだが、どんどん元気がなくなっている気がする。ちょっと先走って動き過ぎたようだ。 僕が勝手に師匠と思っている哲学者の内山節先生は、群馬県上野村の家に畑を持っている。そして「農作業というのは受動性が大切だ」というような話をされていた気がする。 百姓が朝に畑を眺める。そうすると、おのず

「ほうれん草を育てながら哲学してみた」第11話〜有り合わせで生きる〜

友人である絵はんこ作家さんのお店に行った時のこと。 その方はチェコに縁があって、チェコの…

杉原 学
3年前
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「ほうれん草を育てながら哲学してみた」第12話〜世界は遅さでできている〜

ほうれん草が育つプロセスにおいて、「土から芽を出す」というような変化は非常にわかりやすく…

杉原 学
3年前
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「ほうれん草を育てながら哲学してみた」第13話〜生長はあざなえる縄のごとし〜

9月29日に種を植えたほうれん草。 ようやくちょっと「ほうれん草っぽい佇まい」になってきた…

杉原 学
3年前
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「ほうれん草を育てながら哲学してみた」第14話(最終話)〜なぜ「雑草」はあるのに「…

ついにほうれん草を収穫した。 種を蒔いてから3カ月近くかかった。いやー、おつかれさまでし…

杉原 学
3年前
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