内なる自然性を信頼する(星野文紘『感じるままに生きなさい』を読んで)
実に僭越ながら、拙著『考えない論』を彷彿とさせる内容で、終始ウンウンとうなずきながら読了した。
「魂のまにまに、気になることをやる。そうすると自分の魂がすごくよろこんで、強くなっていく。頭で決めないこと。感じたことからやりなさい。魂のまにまにを大事にして」
これはもう大きな紙に毛筆で書き写して、部屋の壁に貼っておきたいところである。
そして本書で特に印象的なのは、羽黒修験にある「うけたもう」という言葉。修験道では、山に入ったらすべて自然から学ぶ。まずすべてを受け入れる。