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梅とナルシスト

我が家には9年目の家猫がいます。

私の中ではブサカワです、頭の後ろが味付け海苔みたいです。

最初は野良猫でしたが、今では息子さんの弟の様な存在です。

17年前息子さんが産まれ、この子には何か生き物に触れさせなきゃと思い、亀や金魚、ドジョウを飼いました。

昔私の家には猫が多数いたので、猫にしようと奥さんに相談。

ただその当時、奥さんは猫を飼ったことがないから少し怯みます。

息子さんは未知の世界だからきゃっきゃっと喜びます。

私は子供の頃、猫、鳥、ウサギ、ハムスター等など沢山飼っていましたが、自分に余裕が無いので愛着がわきませんでした。

ウサギがお亡くなりになり、長兄が号泣してても横でふーんという表情。

その当時私は少しおかしな子で動物に対して、感情移入ができなかったのです。

あっ死んだんだという感情です、兄におまえは悲しく無いのか、と責められても、その当時はよくわかりませんでした。

当時うちは貧しかったのでウシガエルが食べれると思い、大量に持って帰って殴られたり

タコ糸を雀の足に結びつけて散歩させてるのを見られて殴られたり  

ずーっとカラスを走って追い回す、ストーキングの様な快活男子。

大人になって息子が産まれ、彼と接していく内に、人間はこんなに純粋なんだと感銘。

これは私が教育リテラシーを持たねばと思い、図書館で教育本を読み漁ります。

私のように育ってはいけないと思い、動物も良い学びと思い、野良猫をもらいに行きました。

家猫を飼いだして、猫を勉強するうちに生き物に興味を持ちます。(遅いですね)

心境の変化ですかね。段々自分が人間らしさを取り戻していきます。(フランケンみたい)

今では優しさと慈愛にまみれてます、歩くバファリンです。

さっ梅仕事です

梅シロップです。

梅と同量の氷砂糖を漬け込むだけ。

息子さんはこの梅シロップに炭酸を混ぜて飲むのが好きで、1年で1人で飲み切ります。


昔、多忙な仕事を辞めて、海岸通りの国道沿いをバイクで走っていました。

私は当時自分に二日酔いになるぐらい、自分に酔っていました。

白シャツにクロムハーツをジャラジャラつけたロン毛のイタい子です。

私は人にも時間にも縛られたくないぜ、と腕時計を湘南の海に投げ捨て、バイクで走り去ります。

何かの映画かドラマを見たんでしょうね

当時お付き合いしていた元彼女にその話をすると、きゃぁ~かっこいいステキと言われ、私は爽やかな笑顔。

それから国道沿いを走っていると、雨が降り出しビショビショになりながら、自分にうっとりしていると

ある雲の境界線で1枚のガラスの様に、ピタッと晴れと雨で分かれます。

夕立は馬の背を分けるという言葉があり、いわゆる雨の境界線という意味なのですが、その当時は神が私の為に雨を止めたのだと信じ

ふーっと一息つき

太陽の光を浴びながら、頭を上げて腕を広げ、サンキュー、ディオと祈っていました。  

まるで映画ショーシャンクの様に腕を広げます。

若いって恥ずかしいですね、今ではもう人には言えません。

文章にのせるのが精一杯です。

ただ逗子を通り過ぎたあたりでやっぱり腕時計がもったいないと思い、茅ヶ崎に戻り腕時計を探しに行きましたが、結局見つかりませんでした。

ボナペティート♪

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