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動画編集というお仕事

皆さんこんにちは。

映像制作という仕事をして18年くらい経ちましたが、時代の変化は想像を絶する速さで進んでおり、私が映像業界に入った時と比べると今の技術はまるで魔法です。

映像制作と言っても様々なお仕事があります、色々なスペシャリストが専門技術を駆使して1つの映像が出来上がる。それは今でも変わらない部分ですが、1つだけ大きく変化した部分があります。

それが動画編集。

デジタルの恩恵を存分に受け、かつては膨大な時間と労力、人や予算が使われて編集していたものが、今では1人で簡単にできる様になりました。特殊な編集スタジオもいらない、高額な機材もいらない、何十人もの編集スタッフもいらない。

はい、誰でもできるんです。パソコン1台でね。

そんなに難しいスキルも必要なく、映像をカットすることもできるし、効果音を足すこともできます。字幕だって今は自動で入れてくれるソフトだってあるくらいです。

でも私は映像制作の中の動画編集だけ引っこ抜いても収入は月に100万円を超えます。何故か。

どれだけ時代が進んでも、どれだけ手軽に動画編集ができるようになっても、絶対にできない部分があるのです。

それはクリエイトの部分です。

映像を活かすも殺すも、全てはエディター(編集者)にかかっていると言ってしまっても過言ではないくらい動画編集というのは奥が深いのです。どれだけいいお肉を仕入れても、小学生がフライパンで焼くのとシェフがキッチンで焼くのでは仕上がりが大きく異なるのと同じです。

映像がいくら良くても、編集がダメならその動画は死にます。

シーン展開、カット割り、間の取り方、色使い、テロップのタイミングや演者の呼吸に至るまで、細部まで神経を尖らせ、演者や視聴者になりきる。それがエディターです。

これはどんなに技術が進んでも、当分人間の感性で仕上げていくしかありません。

そんなお仕事を私はしています。

今日は、映像制作の技術は進んで簡単にできるようになったけど、進んだのは技術だけで作るのは人間だよというお話をしてみました。

noteの使い方ってこんなんでいいのかな笑

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