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【DAY2】 小学生のころの考え方


小学生低学年のころの私は医師や医学部については全く考えていなかったと思います。

ただ、1年生の時に後頭部を出血する怪我をし、その時は近所の総合病院にお世話になりました。しかし、手術をするほどの大怪我ではなく、ホチキスのようなもので傷口を留めるぐらいでしたので、その時の担当医とは数日に一度の消毒の時に会うくらいでした。“あの時あのお医者さんに助けてもらったから、私もお医者さんになりたい!”と思うほどのことではありませんでした。

小学4年生の時に始めた習い事の行き帰りの途中に、ある大学がありました。自治医科大学です。週に1回、大学と附属病院を見ながら、すごく立派なところだなと漠然と思っていました。家から1番近い大学であり、何年後かの未来に大学に行くのなら、ここに行きたいと思いました。この頃の将来の夢は幼稚園の先生で、医師・医学部を目指していたわけではありません。また、小学生の私は、大学はおろか、中学校や高校というものも知らなかったので自治医科大学がどのような場所なのか、何を学ぶのかという具体的なことは分かっていませんでした。

ただただ外景を見て最初に第一志望にしたいと思った大学が医学部であっただけです。今から思えば偶然のように思います。でもこの思いを一瞬でもしたからこそ、私は今医学部にいるのかもしれません。
そして卒業を間近に控えた時に東日本大震災が起こり、不安な日々が続く中で中学校へと進学していきました。
~中学生編に続く~

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