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駿台をフル活用するとは ~授業を活用~

前回の記事はコチラ!



駿台の授業活用法その① 受ける前後にフル活用!


 駿台では4月から通常期の授業が始まります。
 1コマ50分で、選択科目によりますが1日5~6時間の授業があり、1週間のかなりの時間を占めます。

 この時間を無駄のないようにするためには授業の予習が重要です。駿台の講師の方々は生徒が理解しにくい部分を丁寧に分かりやすく教えてくださいます。授業を受けただけでも「分かった」と思える授業なのです。

 しかし、そこが落とし穴です。

 授業を受けている時には理解できていても、別の問題を解く時、模試を受ける時、そして受験会場で問題が解けなければ意味がありません。こうなってしまう人は必ずいます。

 では、どのようにすればその落とし穴を回避できるのか?

 それは受け身ではなく、積極的に授業を受けるということです。

 予習する段階で自分は何を理解しているのか、そして理解できていないのかを明確にすること、授業中に、その点に注意しつつ説明を聞くことで、さらに理解を深めていくことが大切なのです。理解できていないところを「捕まえに行く」感じです。

駿台の授業、前後をフル活用した結果……?

 学力が医学部には全く足りなかった私は、駿台の授業だけで本当に医学部に合格できるのか不安だらけのスタートでした。無理をしてでもお茶の水校に行けば良かったかもしれない、私立志望でも国公立のスーパーコースに入れば良かったかもしれないと思っていました。
 
 しかし、大宮校のハイレベルコースで良かった!と言えます。

 とにかくテキストの問題を分からないながらに自分で解き、駿台の授業を受けた時、本当に感動したことを今でも覚えています。今まで高校で学んできた解き方が明解になり、数学や物理、化学の基本の抜け落ちがたくさんあることに気づけたのです。

 予習では自分なりの解答をノートにきちんと残し、他の解法も思いついた時は複数の解答を作りました

 授業では、講師の方が投げかける質問に対して、自分の言葉で説明できるかを考えながら受けました。聞くだけでなく、授業中にも積極的に考えるということです。また、自分の解法と比べてどの部分で考え方のミスが生じたのかをチェックしていました。

 復習は、授業があった日に授業での解答が理解できているか、またテキストに記載されている練習問題なども解けるかどうかを確認しました。詳しい復習法は後に記載します。

 そして、駿台に通い始めて10日後の駿台模試。現役の頃には取ることができなかったほどの得点を取ることができました
 たった10日間の授業で学んだことも模試で活かすことができ、このまま駿台の授業を信じて勉強していこうと思えました。

駿台の授業活用法その② 授業内外の質問でフル活用!


 授業は単元ごとに行われるため、模試を受けた際にどのテキストのどのPartを復習すべきなのかが明確です。授業では解法のポイントをまとめてくださる講師がほとんどなので、まずはノートを見返します。

 テキストの関連問題を解いたり、模試の解説を読んだりしても分からない場合には講師に質問に行くようにしていました。

 ここでよく利用していたのがTA(ティーチングアドバイザー)です。
駿台では、予約すれば講師がマンツーマンで教えてくれる制度があります。これがTAです。

「授業ではこのように解いたけれど、模試の問題には活用できないのか」など授業から発展した問題の解法も丁寧に教えてもらえます。

 時には、授業では解説されなかったより良い解法を発見することができます。

 TAの良さは決められた時間で対応してもらえるということです。講師室では他の生徒が質問していたり、講師の方がいなかったりする場合もありますが、事前に予約してから質問を受けてもらえるため、時間を有効に利用できます。

 また、授業のテキスト以外にも対応してもらえるので、模試などの難易度の高い問題や個人的な疑問をじっくり取り組みたい時によく利用していました。

駿台の授業、活用すると? 復習は受験会場での宝


 復習は授業を受けた日、1週間後、2週間後…と何度も繰り返しました。

 テキストの同じPartは毎週同じ曜日の同じ時間に行われるため、先週の授業が今日の授業に、今日の授業は来週の授業に繋がっていくのです。前回の授業をしっかり理解していれば今日の授業の解法の助けになることがあります。

 だからこそ、同じPartの問題を通して解くことで、より効率の良い復習ができます。


 私の実体験です。センター試験後一発目の私立医学部入試。過去問では7割ぐらいは取れた数学の試験から始まりました。大問4問を解き始めましたが、1問目が全く手につかない状態でした。駿台の通常授業でも苦手意識があった数列の問題です。

 4問目まで解き終わったあと、1問目に戻った時のことでした。

 テキストのある1問を思い出しました。

 予習でも授業でもあまり理解できなかった問題で何度も復習していたため、逆によく記憶に残っていたのです。

 その問題とほとんど同じ解法で答えを導くことができました。駿台のテキストの予習と復習に追われていた時は、本当にこれで入試問題に対応できるのか不安も感じていましたが、復習の大切さを入試会場で実感しました。

駿台の授業をフル活用するためのまとめ


 駿台の授業は講師の方が分かりやすい説明や板書が良いところです。

 他の様々な参考書を手にするよりも、授業を大切にすること。それが、自分の学力を伸ばす1番の方法です。

 そのためには授業をただ受け身で捉えるのではなく、予習・授業・復習のサイクルのどの過程も怠らないことが必要になります。

 自分の考え方を広げる予習、積極的に受ける授業、いつ出題されてもすぐに答えられるようになるまで繰り返す復習。これらを地道に取り組んで授業を活用しましょう。

おわりに 質問などありましたら

 次回の記事は「駿台をフル活用するとは~クラス担任に頼る~」です。
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