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ラーニングピラミッドを使って生徒の成績をバンバン上げる授業のやり方


「ラーニングピラミッド」を使った授業のやり方を紹介します。
家庭学習でも活用すれば、子どもの成績も上がりますので、ぜひ読んでください!

ラーニングピラミッドとは

僕の解釈では、ラーニングピラミッドとは学習の種類と学習定着(理解し記憶する)率です。
上のほうが受動的な学習、下の方が能動的な学習となっています。
下の方が学習定着率が高くなっています。

ラーニングピラミッド

能動的な学習のほうが成績が上がる。

ラーニングピラミッドを見れば一目瞭然ですが、能動的な学習のほうが学習定着率が高いですね。
つまり、他人に教えたり、自ら体験するほうが成績は上がります。
他人に教えて、自ら体験できる授業にすれば成績があがることとなります。
世間ではこの学習をアクティブラーニングと呼ばれています。

アクティブラーニングの欠点

世間のアクティブラーニングはアウトプット中心の授業です。
これを小学生や中学生で行うと、ディスカッション(討論)、プレゼンテーション(発表)、リサーチ(研究)中心となります。
自分はアクティブラーニング中心の教育を受けた生徒を多く見てきましたが、あまり勉強の成績はよくありませんでした。
思考力も弱い。
理由は簡単です。
インプットが少ないため、知識量が少なく、それに伴う知識を運用する能力も未発達でした。
また、独習することにも不慣れでした。

結局は能動と受動のバランスが大切

能動(インプット)と受動(アウトプット)のバランスが重要だと思った自分の授業は、中量のインプットと大量のアウトプットを意識しました。
中量のインプットとは、算数のテキストやプリントを講義をすることです。テキストの例題などを使い、コンセプトを説明します。
しかし、詳細な解説ではなく、ふわっとイメージの説明です。
問題の解き方については詳しく説明します。
あとはその類題を大量に反復して問題を解く(アプトプット)ようにします。

インプットはあとから自然と増えてくる

「インプットが少なくて大丈夫?」と思った方もいるかもしれません。
問題ありません。
まずはアウトプット力を鍛えます。
そうすると、学習定着率が高くなります。
その後インプットを増やしても、大量の反復ができるため問題ないのです。
つまりアウトプット力を増やせば、インプット力も増えてくるのです。

自分のクラスは生徒が生徒に教えるのが当たり前

僕のクラスでは、例題を自分が解説したあと、みんなで類題を解きます。
早く解き終わった生徒は、まだ解き終わらなかい生徒を教えます。
ここでも、全部教えるのではなくヒントだけです。
つまり、教える生徒は、問題の勘所を把握し、解き終わったない生徒がどこで、つまづいているかを見抜き要点だけのヒントを教えます。
ここで人に教えるというアウトプットができるわけです。
「人に教えるのは時間の無駄」なんて思わないでください。
なぜなら、学習定着率が最も高いのは人に教えることなんですから。


まとめ

以上、ラーニングピラミッドを使った授業のやり方を紹介しました。
能動的な学習が成績向上に繋がることが分かりましたね。
アクティブラーニングの実践により、知識をインプットし、アウトプットする能力を養いましょう。
ただし、インプットとアウトプットのバランスも重要です。
自分の授業では、中量のインプットと大量のアウトプットが中心の授業です。
そして段階的に、インプット量を増やしていけば、学習の消化不良も起きないです。
家庭学習でも応用できますので利用なさってください。


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