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普通の子の中学受験、March付属が向いている子

御三家を目指すことがスター扱いの中学受験では、March付属は本当に地味な存在です。塾の中でも今ひとつ盛り上がりにかけるのも事実(笑)。それでも、うちの子どもをはじめ、中位レベルの子どもたちのなかでは、March付属は満足ゆくゴールであり、実際、熾烈な戦いが行われています。

では、どんな子がMarch付属中に向いているのか? うちの子どもの学校生活をみた個人的な見解を書かせていだきます。(読みやすいように、初めて見出し等つけてみました・・汗)

March付属に向いているタイプは2つ!

1.「大学受験」以外の目的をもっている子

私が思う、March附属に向いているタイプは大きく分けて2つ。ひとつは大学受験以外の目的をしっかりともっている子。たとえば、野球やサッカー、テニスなどのスポーツをやりたい、またはプロゲーマーになりたい、弁護士になりたいなど、大学受験よりも優先したい分野があるケースです。実際、子どもの同級生も、あるスポーツがやりたい!と、もっと上の進学校を合格圏内におさめていたのにそこは受けず、1日目からMarch付属中をおさえにきたそうです。実際、その子は、今その部活をイキイキをやっているそう! 持ち偏差値も高かったため、成績も上々なんだとか。また、March付属は資格取得のフォローにも積極的で、会計士や弁護士などを目指すお子さんも一定数います。

2.受験のプレッシャーにものすごく弱い子

March付属に向く、もうひとつのタイプは、びびりで本番に弱い子。これは、まさにうちの子どもそのものです。大きな試験でことごとく緊張し、いつも中学受験におびえ、不安そうに勉強する子でした。それが、March付属中入学後、ある変化を見せました。今は、大学受験というプレッシャーから解き放され、純粋に学問と向き合うことができているように感じます。期末テスト前も、寝る時間を惜しんで自分が納得いくまで勉強している様子。「もう寝たら?」と私が声をかけても「もう少しだけ、確認したいことがあるから」と自分の出来る精一杯の状態で期末試験に臨もうとしているのがわかります。朝、部屋をのぞくと、ベッドに勉強のプリントを持ち込んで、そのまま寝落ちしてしまっているようなときも(笑)

これは、中学受験の頃には見られない姿でした。中学受験中は、いつも勉強に追われ、必死にもがいて逃げたくなるのを耐えているような印象でした。親の私からみても「勉強、そんなに好きじゃないのに、中学受験しててたいへんそうだな」と。けれど今は、「もっと学びたい」「もっと身につけたい」「いい成績をとりたい」と、全身からやる気があふれているのを感じます。基本的に大学受験のプレッシャーがないということが、うちの子にとっては、良い方向に向いているようです。

どこかおっとりとしていて、人との競争が苦手、そんなお子さんには、March付属中という選択は悪くないのかなと思います。そして、もし他の大学に行きたくなったとしても、March付属のなかには、推薦の権利を保持したまま大学受験できる学校もあります。最低ラインをMarch大に定め、上を目指すお子さんも少なからずいます。

March附属中という選択は子どもの未来を狭めている、そんな側面があるのも事実でしょう。けれど、March付属中が向いている子ども達の伸びのびとした姿を知っていただけたなら、きっと親御さんも安心されるのはないかと思う今日このごろです(笑)。

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