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普通の子の中学受験、子どもは想像以上に追い込まれている

普通の子の中学受験を終えた我が家ですが、中学受験のことを子どもと振りかえった時、ある言葉に、はっとしました。

「中学受験、たいへんだったよね。やっぱり緊張した?」と聞くと、「うん。緊張した。だって、俺、人生かけて中学受験してたから」と子ども。親としては「中学受験で人生は決まらない」と伝えてきたつもりでしたが、子どもは「中学受験で人生は決まらないってわかってたけど、俺は大学までついてる付属を受けたから、やっぱり人生をかけてたんだよ。だから、すごい緊張した」と。

そうなんだー。それは緊張するよね。不安になるよね。うちの子は、宿題でも、過去問でも、なんでも決めたことは嫌がらず、自分からやる方だったので、それほど中学受験が負担になっているとは思っていませんでした。もちろん、夜遅くまで塾に行くのはたいへんだけど、12歳という年齢でまさか人生をかけて戦っていたんだと思うと、胸にくるものがありました。

成績は中位程度で、MARCH付属を狙っていた普通の子である我が子でさえ、こんなに追い込まれていたという事実。中学受験の子どもたちへの負担は想像以上です。子どものお友達で上位の男子校に合格した子も、受験1ヵ月前に原因不明の頭痛が頻発し、病院で検査をしていたといいます。うちの子も、その子もほどよくゲームもして、けっしてガミガミいわれない環境(中学受験を親よりも子が希望したケース)で受験していたのですが、それでも子どもたちにとっては、人生で初めての試練。親としては、メンタルに関して十分に注意深く見守っていく必要があるなと改めて感じました。

今、そのMARCH付属中に通いながら、大量の課題に毎日追われていますが、休みの日に朝からずっとゲームをしていると、親としては「課題は大丈夫?」と心配になります。けれど、子どもなりに自分で計画を立ててやっているようなので、何か言いたいのをぐっとこらえ、本人のペースでやっている姿を見守るようにしています。(親も未熟なので、どうしても抑えきれないこともありますが・・・汗)

ゲームをすることも、漫画を読むことも、ボーッとすることも、大人の私たちと同じで、子どもなりにストレスをコントロールしながら、前に進もうとしているんだと信じて。



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