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家族で取り組む 読書のすすめ

今週、塾生のみなさんに夏期課題として、小学生向けに10冊、中学生向けに12冊の課題本リストをお渡ししました。私たちまなび研究所が選んだ夏の課題本です。そこで、今日は、小中学生のお父さん・お母さんに向けて、この夏の読書の意義についてお話ししたいと思います。

読書が育む未来のソーシャルイノベーター

唐突ですが、私たちまなび研究所が目指すのは、単なる学力向上だけではありません。私たちが育てたいのは、社会にポジティブな変化をもたらす「ソーシャルイノベーター」です。そのためには、社会でどんなことが起きていて、何が課題なのかを知る必要があります。さらに、その課題解決に向けてどうしたらいいのかを考える力が求められます。よって幅広い知識と深い洞察力、そして何より他者への共感と貢献の精神が必要不可欠です。

読書は、まさにこれらの力を育む最高の方法なのです。特に夏休みという長期休暇は、じっくりと本に向き合い、自分自身と対話する絶好の機会となります。

家族で取り組む読書のすすめ

ここで、家族で一緒に取り組める読書の方法をいくつかご紹介します。

  1. 家族読書タイムの設定: 例えば、毎晩就寝前の30分を「ファミリー読書タイム」としてみてはいかがでしょうか。親子で同じ空間で本を読むことで、自然と読書習慣が身につきます。また、親が読書する姿を見せることは、子どもにとって大きな刺激になります。

  2. 読書ディスカッションの実践: 週に一度、家族で読んだ本について話し合う時間を持ちましょう。「どの登場人物が印象に残ったか」「もし自分がその立場だったらどうするか」など、具体的な問いかけをすることで、子どもの思考を深めることができます。これは、コミュニケーション能力の向上にもつながります。

  3. 読書と体験のリンク: 例えば、環境問題に関する本を読んだ後、家族でエコ活動に取り組んでみる。歴史小説を読んだ後、その時代の史跡を訪れてみる。このように、本の内容と実際の体験をリンクさせることで、より深い理解と社会への関心を引き出すことができます。

読書を通じた他者貢献の精神

読書は、他者や社会への貢献の心を育むきっかけにもなります。例えば、困難を乗り越える主人公の物語を読むことで、周りの人を助けたいという気持ちが芽生えるかもしれません。また、社会問題を扱った本を読むことで、自分にできることは何かを考えるきっかけにもなります。

子どもたちの中に芽生えたこうした思いを大切に育て、実際の行動につなげていくサポートをすることが私たち大人の役目です。読書から、視野を広げ、興味を広げましょう。

さあ、この夏あなたはどの本を読みますか?


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