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第3回採用応援セミナー(採用面接編)Q&A回答

*今回の記事は全文無料でご覧いただけます
第3回採用応援セミナーの開催が無事終了いたしました。
 今回もお昼のお忙しい時間に大勢の方にご参加いただきましてありがとうございました。前回まではTwitterで投稿していたのですが長くなってしまいましたのでnoteに書こうと思います。
 現場の人からすると分かってるけどそれって理想論だよねってなるかなとも思ったりはしつつ・・・とは言え法律違反は避けた方が良いですので、採用担当者としてのテクニックを磨いていく事が重要かなと思います。

Q1:妊娠や出産の予定がある人は、採用したくないので、聞いてしまいました。家族の協力も必要なので、聞いてしまっています。

A:採用時に妊娠・出産について尋ねるのは男女雇用機会均等法違反の恐れがあるため避けた方が良いと思います。

 とは言え、小さな事業所で妊娠・出産等によって欠員が出るのはとても影響が大きく大変なご苦労があるとお察しいたします。ですので、懸念している事項について確認をするという形を取るのが良いと思います。
 例えば下記のような形だと応募者の方も具体的な生活をイメージできるので答えやすいかなと思います。

「オンコールが週3日、夜間や休日の実働は週1日程度、場合によっては移動含めて4時間くらいかかることもありますが大丈夫でしょうか?うちだと小さいお子さんのいて配偶者の方との調整が難しい方はオンコールが難しいからとパートに切り替えられた方もいます」

 また、一般的に就業に影響のある変化として「妊娠・出産」を思い浮かべがちですが、それ以外にも突然の病気や家族の介護等によって今まで通りに働けなくなるというのは誰にでも起こり得ることです。ですので、採用時に100%自分たちの思い通りの働き方をしてくれる人を採用するというのは実際には無理なのではないでしょうか。実際に、妊娠・出産というステージを終えた従業員のみだから大丈夫と思っていたら、訪問時に自転車で転倒して骨折した、癌やうつ等の療養が必要な病気になった、親の介護が必要になった等ということもあります。
 なので、そういったリスクについては採用よりも普段の業務の中で対応できるような体制づくりをしていった方が良いと思います。

Q2:具体的な質問なんですが、妊娠や出産の予定がある人に、このような条件で本当に大丈夫ですか?と伺うと「いまは、だいじょうぶです」と返答があった場合、どう判断してお話しを続けたらよいでしょうか?

A:ステーションがどの程度柔軟に対応できるのかが鍵になります。

 妊娠・出産だけではなく自身の健康状態や家族の状況等について誰でも今は大丈夫と考えているのではないでしょうか。大丈夫な状態だからこそ、採用に応募しているのだと思います。
 例えば応募者の方自ら、そのうち妊娠出産も考えているというようなお話があれば下記のようなことをお伝えするのはいかがでしょうか?

「もちろん妊娠出産というのはとても喜ばしいことですし、産休育休等を活用してもらいながら働けるよう支援をしていきたい。しかし、事業所の人員数が少なく急なお休み等に対応するのは大変な現状です。そのため、もしも妊娠等が分かった場合には早めに相談して欲しいと考えています」

 状況が変わったらなるべく早めに相談して欲しいということ、なぜかというと状況が変わって自社として対応できることとできない事があるからだ、というのは正直に伝えておくと良いのではないでしょうか。
ちなみに、妊娠・出産を理由の解雇は男女雇用機会均等法等に違反です。対応が難しい事を事業所内で決める際には、前提として法律にしない範囲であることが重要ですのでご注意ください。

Q3:適性検査はいつやるのがいいですか?

A:面接前には結果が手元にあり面接の中で確認できると良いです。

 なので、面接の日程調整〜面接当日までにやってもらうのが良いと思います。オンラインで受検でき、すぐに結果が出る適性検査もありますので、その場合には面接時に受けてもらうことも可能です。


次回は3月22日!
いよいよ最終回。
早期離職を防ぐためのオンボーディング・入職時研修についてです

ご興味のある方はぜひどうぞ!

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