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第4回『きみがつくる きみがみつける 社会のトリセツ』オンライン読書会を開催しました

2月28日(日)、第4回目になるオンライン読書会を開催しました。
クラウドファンディングのリターンの方4名、有料チケットのご参加3名の計7名の方で対話の時間を持ちました。

チェックインで、教えてもらった「きょう楽しみにしていること」。

・みなさんの感想を聞いてみたい。私は中学生ごろの自分が癒されました。
・私は自分の10代があまり好きではなく、まだ癒されていないのでそこに向かいたいです。
・私が20代でもがきながら感じてきたことが書いてあったのでぜひ話したくなりました。10代→20代(自分)→親世代(みなさん~)でどう考えが変わっていくのかをききたいです。
・中学1年の、大人の入り口に立っている娘がいます。私と夫の経験とは違う別の方の立場の話を読めてすごく参考になりました。
もっといろいろ話せる一期一会のこの場でどんなお話聴けるかワクワク◎

ご自身の10代、お子さんが10代、自分と違う経験の多様性についての期待を寄せてご参加してくださっていました。

また、こんなお声もありました。

・著者3人をそれぞれフォローしていて、学びのシェア会の報告のたびに、ウオー!!!と思っていました。本が出て、3人とお話できるって、それだけで楽しみ☆
・シチズンシップに取り組む中で境界線、パートナーシップ、会話など、それぞれ大切にしたくてもなかなかできなかったりしてることが今の私のトピックです。
・人に合わせる、合わせないことについて。場のトリセツについて。
・これまでは各項がバラバラと存在していて、しかもトピックによっては、自分が興味がないと手を伸ばさなかった内容がこの本では一つにまとまってて、子どもに安心して手渡せる1冊でした。ここから、子供の興味がさらに広がりそうで、きっかけになる一冊。

この本の各項が、日常生活の中では横断的につながっているのですよね。ご自身やお子さんに引き付けて読んでくださっていることが、とても嬉しいです。


小グループでの対話、全体での対話を2セットする中では、こんな話題が出ました。

勤務先の若い世代の人から、「上司はこうあって欲しい、大人はこうなはず」という感じを受けるという方。この本を読んで、「立場はあっても大人だって完璧じゃない。期待を裏切りたくないけれど、でも、あなたの力も必要だよと、言っていこうと思えた」と。まさに、大人が等身大であることをみせることが、10代、20代、それ以上と世代で役割化せずにともに作っていくことにつながるのですね。

「"孤独な時間も大切"と書かれていたことで、自分の10代の多感さが、今の自分の宝物だと思えた。当時は周りの人はそうじゃなさそうで、自分だけがおかしいのかと思っていた」というシェアがありました。その感覚、おそらく著者3人とも感じていた孤独と同質のものでは、と想像します。

一方、別の経験をされている方も。「自分の10代の記憶にさほどひっかかりがないけれど、自分の子が違うタイプかもしれないので読めてよかった」と言っていただけて、そうそう、そんなふうにも活用していただきたいと思っていました。

アートとの接し方が変わりそう」というお声も。習い事なども人生の栄養になっているという新たな視点が加わったということでした。別の方の経験から、「親に自分の好きなアートを理解・応援されなかった」という嘆きのシェアもありました。「だからこそ子どもの興味あるものは理解したい」と。

「大人はタテマエしか言ってない」と思っていたけど、この本では大人が本当のことを言っている。まっすぐ真摯な表現をしている。

この本は「愛情の押し付け」がない。あなたが選ぶんだよと言っている。

1冊を通して貫かれているのが、「自分自身を大切にしたうえで各項のテーマに関わっていくこと」だ。

いじめ予防に関しては、加害者になったことがある、そうしないためのトリセツだけど、なってしまったらどうするかも考えられる
何が解決?をじっくり話せる。みんながじっくり自分の中に光を当てる時間をとれる。

境界線って、大人と子どもとの間でも大事。大人の側にもこれ以上は踏み込ませない境界線があっていい。

話しながら泣けてきた。こんなに自分の中に思っていることがあったんだ。私も読書会をやります。

大人の責任を引き受けることがシチズンシップ。20歳過ぎても社会への恨み、親への恨み、他人のせいにする被害者意識をやめて、いい加減作る側になろう。

などのお話が出てきました。おひとりずつのこれまでの経験と、これからつくる未来とが、つながって見える瞬間がとても眩しかったです。

著者3人へ「書くことで何か変わりましたか?」とご質問いただきました。
ライチ「マイ・テーマが明らかになった」
聖子「大人としての責任をようやく引き受けた」
麻由美「自分を出す、表現することが始まった」
問いがあると、答えを探しますね。答えることで、また自分の中がクリアになります。著者にも毎回発見があります。この相互性がたまりません。

最後に、恒例となりつつある、「わたしならこのトリセツをつくりたい」。
今回もいろいろ出ました。

「やり直しのトリセツ」失敗のトリセツ 失敗をどう取り扱うか 
失敗→改善→成功まで工夫していく
「自分の機嫌を上げるトリセツ」 落ち込みから復活する
「笑いのトリセツ」いじめにもつながる 嗤いではなく、笑い、ユーモア
「引越しのトリセツ」望みを出す、逃げる、 自分を守るために場所を変える
「違いのトリセツ」 みんな違うのは当たり前、
「容姿、見た目のトリセツ」アイドルみたいな容姿がいいの?
「カッコいいのトリセツ」それホントに好きでやってる?ワルがカッコいい? 立ちどまって考える機会
「ご近所付き合いのトリセツ」自分を大切にしながら、境界線を守りながら
「勉強のトリセツ」どういう意味があるのか、点数や順位のためではない学び

ひとつひとつ、深めて掘り下げていきたいトリセツたち。
トリセツづくりのワークショップ、どこかでやりたいなあ。
ご参加くださったみなさま、読んでくださったみなさま、ありがとうございます。
(ライチ)

スクリーンショット (4)

今後の読書会
3/6(土)はまだお席あります。
3/11(木)は満席になりました。
1テーマだけ、好きなところ1項でも読んであれば参加OKです。
『きみトリ』をきっかけに、楽しい読書会を体験していただきたいな、という気持ちでいます。
ご参加お待ちしております。



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