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行動変容栄養学講座【管理栄養士のための時間栄養学】についてのご報告

こんにちは!manabi運営 佐藤彩香です。
今日は3月に開催されました、
【管理栄養士のための時間栄養学】
についてのご報告です。

今回はみなさまからのリクエストも多数いただいておりました、「時間栄養学」についての講義です。最近よく聞くワードである時間栄養学で、私も非常に楽しみにしておりました。
同じものを食べるにも、いつ食べるのかによって身体への影響が大きく違うという学問です。そういった学問の研究をされている先生から学べるのを非常に嬉しいですよね。


【講師のご紹介】


田原優先生
早稲田大学 理工学術院 准教授
早稲田大学 時間栄養学研究所 研究所員
2015年より早稲田大学高等研究所助教、17年よりカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)医学部助教を経て現職。研究開始当時より体内時計の研究を継続。
発光イメージングによるマウス体内時計測定、インスリンやストレスによる体内時計調節などの成果を発表。新しい研究分野として時間栄養学の立ち上げに関わる。留学先のUCLAでは、最先端の神経科学を学び、認知症や自閉症のモデルマウスを用い、体内時計や睡眠の変化、さらに時間栄養学による疾患の改善効果を研究。
常にヒトへの応用を意識しながら、最先端の基礎研究を行っている。著書に『Q&Aですらすらわかる体内時計健康法』『体を整えるすごい時間割』などがある。

【印象的だったこと】


体内時計について正しく知ることが出来ました。
夜勤による時差ボケは、肥満や糖尿病、高血圧といった生活習慣病をもたらすことを知りました。
また、普段の不規則な食生活や睡眠リズムもまた、知らぬ間に体に健康被害をもたらしており、時間栄養学を取り入れることは、体内時計や睡眠を上手く調節し、健やかな生活を送ることに繋がることを知りました。

腸管の栄養吸収も朝と夜では異なるとなったとき、どんな食事の提案を具体的にしたほうがいいのかなど管理栄養士が栄養指導で使える知識ばかりでした。

質疑応答の時間では、みなさんから沢山のご質問もいただきましたが、全部に丁寧にご回答もいただき、楽しく、とても有意義な時間となりました。

【参加者の声】


沢山の感想をいただきました。一部ご紹介いたします。

・講師の先生の内容が大変分かりやすく、実際の指導の状況を想像して対象者にお伝えしたいと思うことが多くありました。その際にも、今回分かりやすく教えていただけたことで、しっかりと根拠を示しながらお伝えできるように思います。

・特定保健指導の対象者で夜勤や交代勤務の方がいるので、その方の食事時間について気になっていたため非常にいい学びでした。

・夜勤や食事リズムが不規則な方への支援、断食明けの食事についての情報が得られて良かったです。

・論理的で非常に分かりやすい説明で、頭にすっと入ってきました。研究もラットかヒトかと教えていただけた為、信頼性のある内容を聞くことができました。有意義な質疑応答も伺えてとても満足しています。

【まとめ】


「時間栄養学」について、広い意味での捉え方から、実践についてまで、広く・深く学ぶことが出来ました。

しっかりと学び、理解が深まることで、自信を持って伝えていくことが出来ます。苦手と思っていることについては、避けてしまったり、「突っ込まれた質問があったら応えられないかも」と不安になってしまうこともあると思います。

プロとして仕事をしていく上で、自分の中の不安要素は無くしていきたいですよね。講義を1回聴いただけで、多くを理解することは難しいかもしれませんが、manabiセミナーをきっかけに、より深く学んでいっていただけると嬉しく思います。

今後もmanabiではみなさんの「もっと学びたい!」をサポートしていけるような、セミナーを開催して参ります。

皆さまのご参加を心よりお待ちしております!



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