企業のMR人員削減!!何が起こっている?医療営業の仕組み
新しい薬を販売するには厚生労働省の認可も必要ですが、
それを処方する各病院の医者が「開発した薬を使いたいか?または患者に有効なのか?」判断しないといけません。
そこで薬の成分や効果、副作用を説明する専門家の「MR」を紹介します。
MRは「Medical Representatives」の頭文字を取った呼び名です。
簡単に言うと「医薬情報提供者」です。
薬は人間に投与するので、正確でかつ専門性が問われるため、薬の製造会社に勤めたらまず、MR認定資格の試験を受けます。
300時間くらいの勉強時間が必要で、なおかつ資格がないと業務ができないため必死になって勉強します。
このほかにMSと呼ばれる「医薬品販売者」がいます。
このMSは、販売するための価格交渉など医療機関と病院の仲介を行います。
MR、MSともタフな仕事です。
MRは医者に会えるのは、診療時間の間や休憩を狙い、説明するため数分と限られています。その短い時間で説明します。
またMSは、価格交渉が長引くケースが多く、複雑な値引き方法にも対応できるようにしないといけません。
今回のポイントは各社業務効率化するため、AI(人口知能)を使う動きがあります。
MRもAIを利用した業務効率化が求められています。
中でも、薬に使われる成分や副作用が書かれた資料を医者に対して読むだけで終わってしまう方もいるとのことで、
AI利用すれば業務効率化すれば他の時間に割けることができると各社判断しているようです。
ここ数年で、各製薬企業は、生産性を上げるため、MR認定者の人員を削減しています。
ただ、薬の情報提供だけでは付加価値を上げるのは難しくなっているのが分かります。
ここで問われるのは「雑談力」。
仕事に直接関係ない引き出しをたくさん持っている人材が違う目線で情報を提供する時代になっているのではないかと背景が見えてきますよね。