見出し画像

「月曜日の仕事納め」に感じたこと。

昨日が仕事納めで、今日からが年末年始のお休み、という方も多いのかもしれませんね。
私も、役所と同じカレンダーなので、昨日が仕事納めでした。


ところで、
今年は御用納めが月曜日でした。
土日が休みで、月曜日一日だけ出て、火曜日からまたお休み。

あるいは、昨年(2019年)とかだと、御用始めが金曜日でしたね。
木曜日までお休みで、金曜日が御用始めで、またすぐ土日で休み。

こういうとき、この「一日だけの出勤日」を休むのか、出るのか、って
その組織の文化が現れるような気がします。


というのも、昨年(2019年)の年明けが、
今のところに移ってきての最初の年末年始だったのですが、
金曜日を休んで週末まで実家で過ごす気で、上司にその旨伝えたところ、
「御用始めに休むなんてないでしょう?!」
みたいな反応で。

結局3日には帰ってきて、4日は出勤したのですが、
ちょっとモヤモヤしたものが残った記憶があったのでした。


前職の仙台の会社では、若い人がほとんどだったこともあり、
こういう「一日だけの出勤日」は休む人が大半だったので、
余計にそのギャップに驚いてしまった、ということもあります。
(なんなら、休む人が多いので最初からオフィシャルな休業日にしてしまい、仕事納めを前倒しした年もあった)

年配の方、特に役所勤めの経験が長い方だと、
「御用納め、御用始めは出勤するのが当然」
という考え方もまだまだ根強いのかもしれません。
御用納めの日、御用始めの日は首長の訓示・挨拶があるので、
そこを休むわけにはいかない、という理屈ですね。


一方で、サービス業のように、
そもそも年末年始のお休みがない、というところだと、
もはや仕事納め・仕事始めの文化すら存在しない、という組織も
あると思います。

これは都会と地方でも多少文化が異なるかもしれません。
今でこそ全国どこでも、年中無休のお店が増えたとはいえ、
地方では、初売りといえば2日からですし、
小売店でも年末年始に複数日休むところも多いようです。


個人的には、メリハリもって休めたほうがもちろんいい、と思います。
一日だけの出勤日があるなら、そこまで休みにしちゃったほうがいいし、
出るか出ないかは、それぞれの自由でいい。

でも一方で、
みんなで仕事を納める、仕事を始めることの大事さ、というのも、
また身にしみて感じたのが、今年だったような気がします。


テレワークやリモート、複業・兼業など、
やむにやまれず、一気に働き方の多様化の波が押し寄せた一年。
顔を合わせずとも、同じ場・同じ時間軸にいずとも、仕事を進められる、
そんな人・職場は、これからもどんどん増えていくのだと思います。

でもだからこそ、みんなで同じ場を共有すること、
仕事に区切り・メリハリをつけること。
そんなことを敢えて意識的にやろう、
イマドキっぽくないかもしれないけど、みんなで大掃除して年を納めよう、
そんなことも、これからはかえって大事になってくるのかもなあ。

そんなことを感じた、今年の仕事納めでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?