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おすそわけに感じた「心地よさ」と「居心地悪さ」。

とあるシャレオツなジャズ喫茶でのんびりツイッター眺めてたら、くりたまきさんというライターさんのnoteを見つけて。

400日以上、30分で書く文章を投稿してるみたい。

なるほど、これなら自分もできるかなーと思い、さっそくやってみることにした。
本当は11月1日から始めるのがきりがいいんだろうけど、そんなこと言うとまたやらなさそうなので、さっそく今日から。

毎日何かをする、ということがとっっっても苦手なので、なかなか続く気はしないのだけれど。
あんまり気負わず、ちゃんとした文章を書こうと思わずに、とにかく毎日空白の30分を見つけて、何かを書いてみよう。

というわけで、大事な初日に何を書こうかなー、と思案していたら、
カフェのオーナーさんが、柿を持ってきてくれた。

「花山のほうだといっぱいもらったりするでしょ?」
ーーーそうですね、去年は柿たっぷりもらいましたねえ。今年は家にりんごがたんまりあります。笑
(そういえば、去年はもらった柿、あんまり多すぎて食べきれずダメにしてしまい、泣く泣く半分くらい処分したんだっけ。)

「今時期だと道の駅とかにも柿いっぱい置いてあるんじゃない?」
ーーーうーん、きっとそうなんでしょうけど、なんかあんまりそういうイメージないですねー。私が注目して見てないだけなのかなあ?

確かに、この辺の人は自分で野菜やらなんやら、おじいちゃんおばあちゃんが自分の家だけではとても食べ切れない量をつくってる、みたいなのも多いし、なんならおすそわけするために作ってるぐらいの人も結構いる感覚。
最初の頃は、「それだけあるなら売ったりすればお小遣い稼ぎにもなっていいのでは?!」と思うんだけど、どうやらそうではないらしい。

売る=ちゃんとしたものを作らないといけない、というハードルがあるのはもちろんなのだけれど、作ること自体が楽しみ、生きがいになってる、ってこともあるし、なによりお互いにおすそわけしたりされたり、という関係性が日常になっている。

特にこれといった作物もつくっていない自分は、どうしても「もらう」ばかりになることが多くて、ちょっとした罪悪感も感じていたのだけれど、若新さんが書いてた記事を読んで、ちょっと心が楽になったのを覚えている。

自分ができることを返していければいいのだなあ、と思うと、
自分にもやれることはあるなあ、と思っているし、地域の人との付き合い方がちょっと楽になった気がして。

パソコンが調子悪いんだけど、みたいなのをちょっと診てあげたり、
スマホ買ったんだけどさー、っていうおじいちゃんおばあちゃんに基本的な使い方を教えてみたり。

こんな「趣味以上、商売未満」の関係性が、田舎ならではだし、ステキだなあと思うのです。


とはいいつつも、田舎で生業を持てる人を増やしていこうと思うと、やっぱり「商売未満」ではダメで、うまくこういった<資源>を生業に変えていく方法を見つけていかないといけないのだけど、なかなか一足飛びには難しいなあ、と思う今日この頃。

プロじゃなくてもいい、セミプロくらいでもいいんだけど、複数のことをパラレルに、複業的にやれるスタイルをつくっていく、っていうあたりに答えのキーがありそうな仮説はあるんだけど、これはまだまだ要検証。


てなわけで、パソコン開いて45分、書き始めてから30分。
なかなか時間かかるなあ。続けていけば、ちょっとはコツがつかめるかな。

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